感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりぱい
12
部屋を間違えて訪ねてきたアントニーヌの可愛らしさに参ってしまったラウールことリュパン。それが15年前の未解決の惨劇に関わりが・・そしてその純朴そうな微笑みに反して警察に追われている彼女。女は昼と夜で顔が違うのか、さすがというか清純な顔にも欲望をそそる顔にものぼせっぱなしのリュパン。うーん、モテ過ぎてびっくりだけれど、惨劇の真相のミラクルにも唖然。そして最後にぎょっとさせるのは、途中火遊びの相手として名の出たボロスチリア王国のオルガ女王の結末!もう、ええ、これって!と。2012/04/22
α0350α
10
再読4回目ぐらいです。4回目ですが、クララとアントニーヌのことは何となく覚えていて後はほとんど忘れていたのでいつも通り楽しめました。もう少しリュパンがピンチになると面白いんですが。2017/05/03
錯乱坊
3
新刊として出た当時に古い表紙の本で読みました。アニメやラノベならって感じのトリックです。この辺りの(後期の)作品になるとどことなくルパン三世に近いキャラになっているように感じられて面白いです。この作品は良くも悪くもトリックのあり得なさ(んなバナナ級)で記憶に残っています。
NY
3
魅力的なタイトルとは裏腹にストーリーも登場人物も凡庸。リュパン自身のキャラクターも快活な皮肉屋、女たらしというだけで味わいに欠ける。ヒロインが実は同じ父を持つ瓜二つの二人の女性だったという点が唯一の見せ場か。2017/04/12
Tetchy
3
冒頭の不可能興味溢れる殺人事件の真相に絶句…。今までの読書体験を全て無にするような脱力感に捉われた。2009/01/25