創元推理文庫<br> リュパン対ホームズ

創元推理文庫
リュパン対ホームズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488107024
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

49
フランス王冠にまつわる青いダイヤを巡り、ルパンとシャーロック・ホームズの対決の話です。しかし、ここでのホームズは原作でエルロック・ショルメス名のパロディキャラクターであるという事を確認しておくべきでしょう。私たち読者は、ルパンを追うホームズの目になり、ルパンの犯行を阻止し足取りをたどります。この手法は現代では、「名探偵コナン」でよく使われる代表的なスタイルになりました。他のキャラクターを登場させた、世界初の作品でもあります。たいへん楽しめる話ですが、英仏の過去の遺恨が、見えてくるのは残念でなりません。2015/01/14

Tetchy

39
「金髪の婦人」は面白かったが、総体的にホームズがホームズらしくない。リュパンに力点が置かれているのは仕方ないにしても、ちょっと取り扱いが不平等だなぁ。2008/12/19

NY

9
頑固な高校教授、骨董机と宝くじの盗難、娘の失踪、リュパンの挑発…出だしは抜群にスピーディで「あれ、意外に面白いかも」と思ったが、残念ながらホームズ登場後は逆に緊迫感がなくなってしまった。低評価は免れないものの、わずかシリーズ二作目にしてホームズを引っ張り出したルブランの負けん気には驚かされる。2019/07/22

きりぱい

5
面白かった!リュパンの手並みだけでもどう出るか楽しみなのに、対抗するホームズが加わってなかなか着地しない事件にニヤニヤ。リュパンにしてやられて、鮮やかだと余裕で称えていたホームズも、次々先手を打たれては陰気になってゆき・・。してやったと思えば出し抜かれ、両者一歩も引かない応酬にはどちらにも負けてほしくない思い。ワトスンにあたるウィルソンが災難というか気の毒な役回りで、その顧みられなさといったら、本家のコンビ愛も真っ青の扱い!2011/06/16

うし

4
ホームズとウィルソン(ワトソン)の描写に違和感があります(特にウィルソンは完全に別人だしおまけに扱いがかなり悪いです)。ホームズがやられまくってるのも複雑…。だけど探偵と怪盗の頂点同士の戦いは面白くて流石でした。最終的に勝ち負け付かずな所も良いです。この本である意味国・立場を超えた絆を二人に感じました。ただなーワトソン好きだから何だかなー← まあ途中からは別物として見てたのですが2012/01/18

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