ソウル・オブ・フット

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488024628
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

JFLのサッカークラブを解雇された甲子仁志男は、心機一転、地元・静岡でボールを蹴り続けることを決意する。かつて“奇跡のクラブ”と謳われたフットサルクラブ、ガンバルスからの選手兼任監督としてのオファーのためだ。ブラジル留学時にフットサルに触れ、プロ選手でありながら、フットサルの大会にも参加していた仁志男なら、クラブを必ず日本最高峰のFリーグまで導くことができる、と。しかし今は県2部に低迷するガンバルスには、メンバー集めを含め、問題は山積み―。リーグ開幕を間近にひかえ、崩壊寸前のチームの立て直しは可能なのか?最短期間でのFリーグ昇格を目指す青年監督の熱い闘いを、名手が痛快に描く感動のスポーツ小説。

著者等紹介

松樹剛史[マツキタケシ]
1977年静岡県生まれ。2001年『ジョッキー』で第14回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。競馬を題材にしたスポーツ小説で人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

72
サッカークラブを解雇された甲子仁志男が、地元静岡でフットサルチームの選手兼監督を引き受けた。崩壊寸前のチームを立て直しFリーグ昇格を目指す、熱い男の物語でした。サッカーとフットサル、どちらも魅力的なスポーツですね。2020/01/30

Tomokazu Kumada

31
JFLのクラブチーム「山元バジェーナ」を怪我の為に活躍できず、チームの成績不振の責任を負わされて解雇された「甲子仁志男」に舞い込んだのは、生まれ故郷である静岡のフットサルクラブ「ガンバルス」の選手兼任監督としてチームを率いて欲しいとのオファーでした。チ全日本選手権に東海代表として出場した事から“奇跡のクラブ”と謳われたチームも、現在県2部に降格し低迷中のガンバルスを立て直し、日本トップのFリーグ昇格を目指すこととなった甲子でしたが、リーグ開幕を間近に控えながらもやらなければならない問題が山積みで……。2014/03/30

たこやき

10
崩壊寸前のチームの選手兼任監督としてやってきた、元サッカー選手が、チームをまとめて……という話。トラブルなどが起こって、解決して、という連作短編のような形で描かれるので非常に読みやすいし、しかも、フットサルとはどういうものなのか? まで、わかりやすくて、面白かった。スポーツ選手の夢と現実(金)とかシビアだけど、でも、ガンバルスの面々、頑張ってFリーグに進んで欲しいな、と思う。2011/01/20

眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

8
フットサルが題材の本は珍しいんじゃないかしらん? フットサルをよく知らない私でも楽しめました 意外とシリーズ化してもいけそうですね2011/01/07

さんつきくん

6
面白かった。30手前でサッカーJFLのクラブを戦力外になった仁志男は将来のFリーグ入りを目指す、静岡県二部のフットサルクラブ・ガンバルスの選手兼監督として契約する。スポンサーであるフィットネスジムの企業とクラブを作り上げていく過程が物語として紡がれている。まずは練習場所の確保と戦力強化。ただ単に人数が不足していたガンバルスは選手補強は急務だった。新しい選手、元Jリーガーや仁志男の後輩、サッカーのスポ少のコーチらのバックボーンが描かれている。フットサルの試合の描写も中々、専門的で読みごたえがあった。2019/12/28

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