東京創元社・ミステリ・フロンティア
首鳴き鬼の島

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488017408
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

相模湾に浮かぶ、竜胆家の私有地・頚木島は「首鳴き鬼」の伝説から、首鳴き島と呼ばれていた。首を切られた鬼の身体が首を求めて鳴きながら彷徨うという伝説だ。若者向け情報誌の怪奇スポット特集の取材で、ガールフレンドの茜とともに島を訪れた編集者・稲口は、後継者問題で一族が集まる頚木島の頚木館で、伝説に見立てた連続殺人事件に巻き込まれた…。

著者等紹介

石崎幸二[イシザキコウジ]
1963年埼玉県生まれ。東京理科大学理学部卒。2000年、『日曜日の沈黙』で第18回メフィスト賞を受賞してデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

311
石崎作品はユリミリシリーズ3作しか読んでいなかったが、これは掘り出し物。孤島の見立て殺人という設定から期待するようなサスペンスは無いが、島を出てからが一気に面白くなる。完全に嫌われキャラの茜が、最初はヒロインのように登場しているのも個人的には面白かった点。しかし、島に閉じ込められて事件が進行している最中は少し単調で退屈なのは事実。他のレビューで「軽い」とあるのはソコの事だろうか。そういえばこの作者はDNAネタが多かった気もするが、過去作の内容は全然覚えていないので、未読作品とあわせて読み直していきたい。2017/03/12

ちーたん

94
★★★☆☆初読み作家さん!『首鳴き鬼』の伝説がある孤島が舞台。情報誌の怪奇特集の取材で所有者である竜胆家に足を運ぶ・稲口。客人は他に会社関係者や一族の血縁者などが揃う中、腕を切られた死体が見つかる!◆嵐、連絡不通、見立て殺人とクローズド・サークルの雰囲気はバッチリ!次々と死体が見つかり最初は引き込まれるように読んでたが、終盤の二転三転の展開があまり魅力的に映らなかった。個人的に伏線の張り方が目立つ気がしたのと登場人物や状況からある程度予測がついてしまったからかな…。ただ他の作品も今後も追いかけたい!2020/12/21

ダイ@2019.11.2~一時休止

81
石崎さんがシリーズものでみせるボケの掛け合いは見られない本格的なミステリー。でも孤島とDNAは健在で面白かった。2014/02/19

たか

57
孤島によるクローズドサークル、民俗学的な因習、怪しげな館の住人たち、嵐の夜、後継者争い、見立て殺人…。本格ミステリのガジェットが詰まった作品。 低評価から高評価まで評価が二分される作品だが、自分的には楽しめる作品だった。横溝正史や島田荘司の世界感が好きな人にはオススメ。B評価2019/06/01

Yuna Ioki☆

48
1249-452-43 ☆ハロウィンフェス☆No.7 タイトルに「鬼」つくけどホラーでなくてミステリーでクローズドサークルもの。真相は無理やり感がありありでワロタ(笑)探偵役の稲口の推理が無茶苦茶で完全に違ってるのが可哀想だから真の探偵役の影口が推理しなおして真相解明しちゃいました的な展開に苦笑せざるを得ない(笑)2015/10/19

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