内容説明
架空戦争に敗れたジェヴレンの社会は倦怠の極にあった。いくつもの新興宗教が生まれ、人々はジェヴェックスというコンピュータによって作られる架空世界が与えてくれる快楽に酔いしれていた。そんな社会に秩序をもたらすため、おなじみのメンバー―ハント博士、ダンチェッカー教授たちが惑星ジェヴレンに乗り込むこととなった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背古巣
36
間にはさまれる、どこかの世界の話が、どう繋がって来るのかと思いながら読み進む。ちょっとした端役だと思っていたキャラクターが突然重要人物になる。「内なる宇宙」の題名から、このどこかの世界について予想をしているが、当たるかな?下巻に行きます。2019/12/19
HaruNuevo
6
星を継ぐもの、三部作の続編ということ まだ上巻しか読んで無いので具体的感想は下巻読んでからにするとして、本作は空想科学小説というよりも、空想社会学・社会心理学小説とでも呼ぶべきか ここまでは正直『蛇足』だな、といったところ2021/11/06
ゆき
4
★★★☆☆:相変わらず優しい巨人たちと、現代の人類の引き写しのようなジェヴレン人。「星を継ぐもの」の頃のような科学的な興味をひかれるような内容ではなく、宗教であるとか精神世界であるとか哲学じみた感じになってきたが、それでもやっぱり面白い。下巻でのダンチェッカー先生の活躍に期待。2015/02/18
Matsumouchakun
3
概念、観念、思想。科学的なことから精神的なところに話が転回していってちょっと置いてけぼり。でも気にせず下巻にいきます。2020/06/28
ろーれる
3
コンピューター進んで、架空が現実の区別がつかないように使えるようになった世界、なんか未来を予見するような世界です。そこで人類はどうなるのか、そしてどうやって向かっていくのか。 おなじみのハント博士、ダンチェッカー教授がジェヴレンに赴いて解決するのか、着いた早々、きな臭い出来事が連発しています。黒幕の正体は見破れるのか、下巻に読み進めます。2011/08/13