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シカゴよりとんでもない町

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488013295
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

新任の牧師一家のおとなりさんは、九十に手が届こうというのにかくしゃくとしているダウデル夫人。近所づきあいはしないし、教会にもいかず、気難しいうえに、なんと武装までしている!魔女のように巨大な鍋でアップルバターを作り、スイカ泥棒に向けては銃をぶっぱなす。そして夏が過ぎ、収穫の秋も終わり、クリスマスの季節がやってきた。だが、クリスマスといえど、ダウデル夫人のたくましい腕から逃れられるものではなかった…豪傑おばあちゃんまだまだ健在。奇想天外にして、心温まる、ニューベリー賞オナー、ニューベリー賞を連続受賞した、傑作シリーズ第三弾。

著者等紹介

ペック,リチャード[ペック,リチャード][Peck,Richard]
イリノイ州ディケーター育ち。児童/ヤングアダルト向けの作品を多数執筆、さまざまな賞を受賞している。1998年に発表された『シカゴよりこわい町』でニューベリー賞の次席(オナー)に選出されたほか、全米図書賞児童書部門の最終候補となって話題を呼んだ。その続編にあたる『シカゴより好きな町』はニューベリー賞を受賞、さらなる評判、幅広い読者の獲得に成功している。『シカゴよりこわい町』が日本で2002年、第49回産経児童出版文化賞を受賞

斎藤倫子[サイトウミチコ]
1954年生まれ。国際基督教大学語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

64
90歳近いのに豪快でパワフルなダウデルおばあちゃん。隣に越してきた牧師一家もおばあちゃんに圧倒されてしまいます。このシリーズの魅力はおばあちゃんが町の悪い奴らを懲らしめる爽快さと、一見ぶっきらぼうなおばあちゃんが実はとても優しい人であること。今作もまさにその通りの物語なのですが、おばあちゃんの御歳を考えるとさすがに続編は難しいかなあ。2017/05/30

はんみみ

19
相変わらず、サービス精神に溢れるお婆ちゃん。主人公が男の子だからか、女同士の目線の前作よりも、お婆ちゃんがミステリアスで魅力的でちょっと不気味で目が離せない。 季節が進むにつれ主人公がお婆ちゃんの言葉の引用が増えて行くのが、心の近さと相まっているようで楽しい。2014/09/08

飛鳥

18
良くも悪くもアメリカ的小説でした。所々描写が怖かったです。牧師さんの息子のボブが不良たちに川に投げ込まれたり、亀が裁かれたりとあまりに惨いところがありました。でも90歳のダウデル夫人の豪傑過ぎる姿には読んでいて段々頼もしさを感じちゃいましたが。散弾銃を取り不良を捕まえたりと正義感は凄い。恐く見えて心はとっても優しいダウデル夫人でしたね。ラストはとっても温かみがあって良かったです。2017/01/31

小紫

15
シリーズ第3冊目が出ていたとは知らず、前から大分間があいてしまいましたが、老いてなお益々意気軒昂なダウデルおばあちゃんに会えて嬉しかったです。一見無愛想でおっかなそうに見えるけれど、何でも自分で出来て、しかも豪快でたくましく、寛く温かな心の持ち主の彼女に脱帽です。またひとり、老後の理想の女性モデルが増えました。散弾銃で武装……はここでは難しいけれど(苦笑)、タフでどこかしらちょっとお茶目で抜け目の無い、そんなおばあさんになりたいものです。《図書館》2016/12/21

ぱせり

13
ダウデル夫人は、90に手が届こうという高齢。町の人々もずいぶん様変わりしてしまっただろう、と思っていたら、魔女みたいなおばあちゃんたち、みんないるじゃーん。里帰りした気分。これからもきっと彼女に否応なく関わり、忘れられない思いを抱いて巣立っていく若者たちがたくさん現れるにちがいない。いつまでも元気で。いえ、ずうっと元気に決まってる。2010/12/25

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