出版社内容情報
第二次世界大戦中、アメリカの図書館員たちは全国から寄付された書籍を兵士に送る図書運動を展開し、軍と出版界は新しい形態のペーパーバック「兵隊文庫」を発行して、あらゆるジャンルの本を世界の戦地に送り届けた。その数、およそ一億四千万冊。本のかたちを、そして社会を根底から変えた、史上最大の図書作戦の全貌とは? ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーの、絶賛を博したノンフィクション! 「兵隊文庫」の全作品リスト付。
モリー・グプティル・マニング[モリー・グプティル・マニング]
松尾恭子[マツオキョウコ]
内容説明
第二次世界大戦終結までに、ナチス・ドイツは発禁・焚書によって一億冊を超える書物をこの世から消し去った。対するアメリカは、戦地の兵隊たちに本を送り続けた―その数、およそ一億四千万冊。アメリカの図書館員たちは、全国から寄付された書籍を兵士に送る図書運動を展開し、軍と出版業界は、兵士用に作られた新しいペーパーバック“兵隊文庫”を発行して、あらゆるジャンルの本を世界中の戦地に送り届けた。本のかたちを、そして社会を根底から変えた史上最大の図書作戦の全貌を描く、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーの傑作ノンフィクション!
目次
第1章 蘇る不死鳥
第2章 八十五ドルの服はあれど、パジャマはなし
第3章 雪崩れ込む書籍
第4章 思想戦における新たな武器
第5章 一冊掴め、ジョー。そして前へ進め
第6章 根性、意気、大きな勇気
第7章 砂漠に降る雨
第8章 検閲とフランクリン・デラノ・ルーズヴェルトの四期目
第9章 ドイツの降伏と神に見捨てられた島々
第10章 平和の訪れ
第11章 平均点を上げる忌々しい奴ら
著者等紹介
マニング,モリー・グプティル[マニング,モリーグプティル] [Manning,Molly Guptill]
ニューヨーク州ラッサムで育つ。ニューヨーク州立大学オルバニー校で米国史を学び、2002年にイェシーヴァー大学ベンジャミン・N・カードーゾ・ロースクールに入学。その後、第二巡回区連邦控訴裁判所で弁護士を務めるようになる。2012年にThe Myth of Ephraim Tutt:Arthur Train and His Great Literary Hoaxを発表
松尾恭子[マツオキョウコ]
1973年熊本県生まれ。フェリス女学院大学卒。英米翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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