無人島、研究と冒険、半分半分。

個数:
電子版価格
¥1,408
  • 電書あり

無人島、研究と冒険、半分半分。

  • ウェブストアに16冊在庫がございます。(2024年05月20日 17時26分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784487817146
  • NDC分類 488.213
  • Cコード C0045

出版社内容情報

絶海の孤島、南硫黄島。本州から南に1200kmの場所にあり、その開闢以来人類が2度しか上陸したことのない、原生の生態系が残る奇跡の島である。
本書は、その島に特別なミッションを受けて挑む研究者たち(主に鳥類学者)の姿を、臨場感あふれる筆致で描く冒険小説であるとともに、進化や生態についての研究成果報告書でもある。

襲い来るサメ!
 崩れ落ちるガケ!
降り注ぐトリ!
  噛みつくコウモリ!
大気がハエ!(サメ以外は本当です)。
抱腹絶倒空前絶後の科学エッセイがここに誕生。

内容説明

鳥類学者(川上和人) VS 南硫黄島(本州から約1200kmの無人島)。闇から襲いくる海鳥!見知らぬ、斜面。血に飢えたウツボ!史上最強の冒険が、今はじまる。

目次

第1部 探険・はじめまして編(上陸と幕営と始まりの始まり;学術戦隊ミナミイウォー;アカパラ発見せり ほか)
第2部 熟考・ここが天王山編(島にないものと、島にしかないもの;北硫黄島・パラレル・アイランド;海鳥ヒッチハイクガイド ほか)
第3部 灼熱・宴もタケナワ編(再会・南硫黄島;ここはいつか来た海岸;再び、コルへ ほか)

著者等紹介

川上和人[カワカミカズト]
1973年生まれ。東京大学農学部林学科卒、同大学院農学生命科学研究科中退。農学博士。森林総合研究所鳥獣生態研究室長。南硫黄島や西之島など小笠原の無人島を舞台に鳥を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

46
2023年刊。南硫黄島は人の上陸を禁じている稀有な場所。鳥類学者の著者は生物調査隊として訪れた。標高900mの島は見事なアポロチョコの形。落石や転落に怯えながらの登攀と調査。全ての行動が冒険になる。上部の疎林には海鳥の巣穴が多数。人が来れば駆逐されてしまう希少な鳥たちが生き延びている。10年後の再調査では、地形の変化に従って各種の分布も変わっていた。人がいなくても変化は起こる。種の絶滅に対して、人のなし得る誠実さとは何だろう(そんな物があるのならば)。著者はどんな時も自虐や皮肉で笑わせる。その気持ちが偉い2024/05/07

道楽モン

32
10年に1度の南硫黄島への研究調査2回分。軽妙な文章に定評の鳥類学者である筆者の筆が絶好調で、読んでいて楽しすぎる。調査隊の使命と学術的な貴重さ、地形的な理由から人が足を踏み入れられない日本唯一の島への上陸という冒険の苦労の二本立て。タイトルに偽りなし。私の大好きなカタツムリ学者の千葉聡氏も2回ともに参加していて、やたらメガネを無くしているのが可笑しい。各分野の専門家たちが、実際に根気強く調査をしている姿が生き生きと活写され、これは後身の徒に貴重な資料となるのだろう。そして学問は継承されてゆくのだ。2023/09/07

雲をみるひと

26
鳥類学者による二回の南硫黄島、北硫黄島の調査参加記。記載の中心は南硫黄島の一回目の調査の模様。ほとんど人跡未踏の南硫黄島の調査記というだけでそもそも興味深いが、生息する鳥類と環境の関係が論じられており内容も物凄く濃い。調査団員のキャラクターや関係性の記載なども面白い。たまにあるおちゃらけ系の描写は好き嫌いがあるかもしれない。2023/12/02

ツバメマン★こち亀読破中

18
前から少し気になっていた著者さん。本州から南に1200km、父島から船で17時間の南硫黄島はその地形の厳しさからこれまで人為的影響を受けていないまさに絶海の孤島。2007年、2017年に行われた調査隊に鳥類の研究者として参加した著者が、島での調査の実態を紹介します。この著者は学者なのですが、エピソードをいちいち面白おかしく書こうとしていて飽きさせません。読み進めるうち、いつの間にか南硫黄島のこと、生息している鳥類のこと、さらには調査とは?研究とは?ということまでがわかって面白かったです!2023/10/15

うみ

18
他の著作でも、南硫黄島の調査の話はちらほら書かれていたが、これは南硫黄島のみの本。期待して待っていた。空から鳥が降ってくるとか、メデューサの髪のごときウツボとか、キャンプが流されそうになるとか、眼鏡がなくなるとか、まさしく、研究と冒険、半分半分。川上先生の文体は悪魔的な中毒性があって、読み出すと止まらない。今回も止まらず、夜更かししちまったぜ。2023/09/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21468618
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。