出版社内容情報
笑う哲学者、渾身の書き散らし! 人生は無意味だ、一貫性を持て…、哲学的に間違った不幸な考え方をツチヤ流に正します。
笑う哲学者、土屋賢二の渾身の書き散らし!
「人生は無意味だ」「能力は伸ばせ」「歴史に学べ」「目的をもて」……。どれもこれも疑わしい!
われわれは不幸を避けようと努力しますが、どれほど力を尽くしても不幸は避けられません。どんな人でも老いるし、病気になるし、最後は死にます。全力を尽くしてもどうやっても避けられない不幸な出来事に襲われたら、じっと耐えるしかないんでしょうか。そんなことはありません。まだ笑うことが残っています。
この本を読めば、幸福にはなれませんが、不幸になる可能性はだいぶ減ります。たぶん。
【著者紹介】
土屋賢二(つちや けんじ)1944年岡山県生まれ。名門、玉野市立宇野小学校をわずか6年で卒業し、トントン拍子に中学、高校、大学を経て恵まれない結婚生活に至る。そのかたわらお茶の水女子大学の哲学教師として、35年間にわたって哲学をはじめ、言葉遣い、生活態度、服装にいたるまで、学生に指導された。現在は定年退職し、お茶の水女子大学名誉教授として、不名誉な言動をつつしまされる不自由な毎日を強いられている。そのかたわら、50歳で初めてユーモアエッセイ集『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を世に問い、さらに、『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』(文春文庫)、『哲学者かく笑えり』『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)など、多数のユーモアエッセイを世に問い続けたが、世に問うたびに在庫が大きく増えるという答えが返ってきただけだった。一縷の希望を託して哲学書も数冊世に問うたが、同様の結果に終わった。読者の見る目が成熟していないのか、それとも著書の内容が成熟していないのか、鋭意調査中である。
目次
第1章 人間は考えるのが苦手(哲学は幸福と無関係ではない;哲学は疑う ほか)
第2章 どうやって主張するか(発言者の権威;自然が権威 ほか)
第3章 どうやって意見の違いを調整するか(相対主義;意見の違い ほか)
第4章 どうやって生きるか(能力;目的を追求する生き方 ほか)
第5章 どうやって笑うか(一面性;都合のいい描写 ほか)
著者等紹介
土屋賢二[ツチヤケンジ]
1944年岡山県生まれ。名門、玉野市立宇野小学校を卒業。お茶の水女子大学の哲学教師として、35年間つとめる。現在は定年退職し、お茶の水女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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