内容説明
その町では、夜12時になにかが起こる。アメリカの小さな町ビクスビー。転校生ジェシカの身に次々と起こる異変。秘められた力が目覚めるとき、何が起きるのか―?ミステリアスな新感覚ファンタジー第1弾。
著者等紹介
ウエスターフェルド,スコット[ウエスターフェルド,スコット][Westerfeld,Scott]
テキサス州生まれ。子供向けのソフト開発や作曲など多彩な才能を見せる作家。夏をもとめて、ニューヨークとシドニーを行き来して暮らしている
金原瑞人[カネハラミズヒト]
翻訳家。法政大学教授
大谷真弓[オオタニマユミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tom
6
「リバイアサン」が面白かったので借りてきた。午前0時から1時間、普通の人には認識できない時間帯があり、そこでは太古からの怪物がうごめいているという設定。この時間帯に出入りすることができる少年少女の物語。まだまだ、序盤だけど、ここからきっと面白くなるはず。良質のファンタジーの可能性大。楽しみです。2012/02/21
詩歌
5
友人に説明を求められた時「『ペルソナ3』の影時間があってね…」と説明した。2014/05/17
timeturner
4
真夜中に生まれし者/スコット・ウエスターフェルド】《天と地の方程式》シリーズをアメリカナイズして、X-メン的な派手さも加えた感じ。展開がスピーディーなので飽きずにがんがん読めた。メリッサがちょっと怖い。2017/09/18
KUAD
3
最初、冗長な展開で、ありきたりな児童文学的なお気軽異体験ものかと思ったら、大間違い。どんどん話が加速して、新たな事実が分かってくる。最初の時間が止まった世界での雨の描写が秀逸。なんてことはないと思えるけど、ブルー・タイムとその後の悲劇的な展開から考えると、とても象徴的。ジェシカが主人公かと思ったら、どんどん視点人物が変わってゆく。2011/12/21
里希
3
選ばれた人間しか入ることの出来ない真夜中の1時間、ブルータイム。そこに集まる高校生たち……というあらすじからなんとなく昔のラノベっぽい話をイメージしていたんだけど、思った以上に個性的で若干(笑)どろどろして緊張感のあるキャラクターたちの関係性はとてもおもしろかった。2011/02/09