目次
顔施
童眼
老い歌
なにも願わない手を合わせる
安らかなり
古い時計
犬影
色食是空
死蝶
菜の花電車
人生のオウンゴール
水に還る
春の猫
眼差しの聖杯
富士を見た人
垂乳根
東京物語
刃
無音
夢の技法
営みの春
春花考
著者等紹介
藤原新也[フジワラシンヤ]
1944年、福岡県生まれ。東京芸術大学油絵科中退。インドを振り出しにアジア各地を旅し、『インド放浪』『チベット放浪』『全東洋街道』などを著す。第3回木村伊兵衛写真賞、第23回毎日芸術賞などを受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
甘栗大好き子
2
地元の通学路が載っている。懐かしい。2011/11/27
tecchan
1
藤原新也氏のエッセイ。旅の途路に気がついたこと、家族や友達の死など、一文、一編に著者の鋭い感性が響く。兄の死をきっかけに巡った四国遍路で感じた祈りの姿。「なにも願わない。そしてただ無心に手を合わせる。」という 言葉に打たれる。2017/09/27
アイコ
1
筆者の死者との向き合い方や祈りのスタンスに共感。 写真も良かった。2013/10/18
4545
1
エッセイ集。無宗教の彼が、兄の死に際して3回目の四国巡りを行った。そのときに思い考えたことなどを文章とし、撮った写真も挿入されている。表題作は、巡礼先の寺で手を合わせる事について考え、無心に手を合わせるべきではないかと思い当たる話。まあまあかな。 写真は大体が横長だが、本は基本的に縦長だ。見開きに写真をのせると、どうしたって真ん中が切れて見にくい。写真家でもある彼が、なぜこのような装丁を許すのだろうか。こんな状態で写真が正しく見れるわけないじゃん。何とかして欲しいな。2005/12/25
メルセ・ひすい
1
既読書 死をいかに受け入れるか2009/01/01