内容説明
冒険活劇小説の旗手・田中芳樹の最高傑作!15世紀、冬の北ドイツを舞台に繰り広げる、冒険と友情の渾身の書き下ろし大作、ついに登場。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
作家。1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院博士課程修了。88年、『銀河英雄伝説』(徳間書店)で星雲賞長篇部門受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
18
15世紀,1492年の北ドイツ。祖父の代から豪商グスマン氏に仕えてきたエリックは若くして船長に抜擢され、初航海に旅出つ。リトアニアで琥珀を買い付けた帰路仲間メテラー・マグヌス・ブルーノの裏切りにあい冬の海に放り込まれる、何とか生き延びドイツ領土のブローテン断崖に辿り着いた彼はホゲ婆さんと呼ばれる謎の女性に助けられる。2001/12/13
イーダ
4
海外版時代劇とも言える勧善懲悪もの。読みやすいのだが年表が欲しくなる。時代背景も一緒に書かれているのだが、それもまた面白い。2013/09/09
Yumikoit
1
あとがきの最後に、和田慎二の「銀色の髪の亜里砂」に対しての献辞がある。2号がそれを読んで大笑いしていた。復讐譚としてはまぁまぁ。話の筋立ては読みやすかった。2015/01/09
流之助
1
歴史の薀蓄も含めて、楽しい冒険活劇でした。 復讐譚ですが、ドロドロ暗くならずに大団円を迎えます。爽快!2012/11/17
わきち@肩書きは妄想家
1
久しぶりに再読。本の装丁も、むかしの物語を想わせるストーリーも大好き。2012/04/24