出版社内容情報
新聞にもミスはある。変換ミス,諺の誤用,死語の乱用。日本語の番人である校閲記者が発見した疑問の数々を通して21世紀の日本語を考える。丸谷才一氏推薦!
内容説明
日本の新聞の主成分は日本語である。写真でも絵でもない。新聞という製品がほぼ出来あがって、最後の点検をするのが校閲部。彼らは日本語のことでとことん苦労する。しかし校閲記者は、ふだん、ほかの人が書いた文章についてあれこれ言うだけで、自分では書かない。当然、言いたいことがいっぱいある。そのあふれる思いを吐露した日本語論、日本語随筆。
目次
読めば読むほど(この字どこか変なんだけど;ティラミスはどこへ消えた?;寅さんの家の名は「くるまや」か「とらや」か;誤用は御用! ほか)
校閲部午前3時(文章に完璧はあり得ない;「武豊」を説明すると;「ことした」に断られる;プロを迷わすOL言葉 ほか)