出版社内容情報
海や湖沼でプランクトンとして浮遊生活するカイアシ類の21の話題を紹介。
内容説明
カイアシ類の多様性や生態を紹介する。わが国初のカイアシ類学入門テキスト。
目次
1部 カイアシ類の基礎知識(浮遊性カイアシ類とは;寄生性カイアシ類の豆知識 ほか)
2部 海洋プランクトンとしてのカイアシ類(カイアシ類はグルメで大食い―餌としての植物プランクトンの意外な関係;親湖域でカイアシ類の生活史を明らかにする ほか)
3部 淡水・汽水プランクトンとしてのカイアシ類(淡水カイアシ類相を解き明かす;果報は眠って待て?!カイアシ類の休眠戦略 ほか)
4部 ベントスとしてのカイアシ類(海底でソコミジンコ類はどのように分布しているのか;私のソコミンジコ類研究遍歴 ほか)
5部 寄生生物や宿主としてのカイアシ類(褐藻アミジグサ類に寄生するソコミジンコ類;日本に侵入したムラサキイガイの起源を寄生虫から探る ほか)
著者等紹介
長沢和也[ナガサワカズヤ]
1952年4月25日生。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、農学博士。北海道立水産試験場、キール大学海洋研究所(ドイツ)、農林水産省遠洋水産研究所、水産総合研究センター養殖研究所日光支所、東南アジア漁業開発センター養殖部局(フィリピン)などを経て、広島大学大学院生物圏科学研究科教授(生物資源開発学)。専門は水産資源増殖学、水族寄生虫学。フェルスター賞(カナダ、1999年)と水産ジャーナリストの会2000年度賞(2001年)を受賞
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