内容説明
“イエス”を言わせる方法「原則立脚型交渉術」で勝つ!ハーバード大学ロー・スクールの研究成果を集大成。「理論」と「実践」。
目次
1 なにが問題か(立場で駆け引きするな)
2 交渉における戦術はこれだ(人と問題を切り離せ;立場でなく利害に焦点を合わせよ;複数の選択肢を用意せよ;客観的基準を強調せよ)
3 こんなときはどうするか(相手のほうが強かったらどうするか;相手が話に乗ってこなかったらどうするか;相手が汚ない手口を使ってきたらどうするか)
4 ハーバード流交渉術に関する10の質問
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
isao_key
6
知的生き方文庫版を見て読みたいなと思っていたところ、よく見たら家にハードカバー版があった。かなり前に頂いた本だったが、今まで積んでおいて気がつかなかった。読んでみると、実に優れた有益な一冊であった。交渉における心構え、すべきことまたすべきでないことなど実に的確かつ具体的に書かれている。ハーバード流というタイトルからいわゆるハウツー物のパクリかと思いきや、著者のロバート・フィッシャーとウィリアム・ユーリーはそれぞれハーバード大学考証学研究所の所長、副所長という。まさにタイトルに偽りなし。何度も読み直したい。2013/05/20
T K
1
原則立脚型交渉術をといた一冊 交渉の際、人と問題を分離して考えることができていないことにきずいた。 むしろいままで物事の本質をみて交渉していたのか怪しい…考えさせられた。 2011/12/09
ぼっこれあんにゃ
1
◎いい本でした。原理原則に基づく交渉術を指南し、双方がお互い納得できる結果を得られる交渉術があることを説いている。確かに交渉というと勝ち負けで考えてしまいがちであるが、そうならないための手法があることを知ることができた。具体例はあるが、おもに考え方を説いた本であるため、実生活に取り入れる汎用性を持っている本ともいえる。名著です。2009/11/02
リョウ
1
強硬型でもない、譲歩型でもない、第三の原則にしたがった方法が示されています。お互いの立場から離れ、問題に集中する。沢山の選択肢を創り、おたがいに利益のある解決策を目指します。すばらしい。2009/12/30
たろさん
0
交渉術の名著。いろいろな交渉術の本があるが、この本と「影響力の武器」の二冊で事足りると考えられる。書かれているのは原則的な内容であるが、実践する上でどのように当てはめ、対応するか、それは難しいと思う。交渉力は交渉によって磨かれる。逆説的であるが、そう思う。2016/11/12