内容説明
いま、ここにあるデザインを、グッドデザイン賞の審査委員がひもときます。グッドデザインって何?なんでいまデザインなの?その答えが必ずみつかる。
目次
人と人を温かくつなぐデザイン―封筒 フライングレター
目の前に風景がひろがるもの―チチヤス給食牛乳パッケージ
迷わず、おしりふき―ネピアGENKI―おしりふき
どのファニーフェイスがお好み?―ファニーフェイスカード
知恵のカタチ―テトラ消しゴム
言い訳のないかたち―水性六角ツインペン
私が書いた一点本―MDノート
海外への手みやげ メタフィスペン―3ウェイペン/芯ホルダーペン
筆記用具の新しいプロポーション―ネームペン・ポケット
心地よい距離感―カトラリーシリーズ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イリエ
8
シンプルな食器やタオル、文具に、お尻ふきまで。はたまた初音ミクもグッドデザインに。商品として手にできるリアリティと、選考委員のコメントからその人自身が伝ってきて、楽しいシリーズです。2018/05/29
Hiya
0
良いデザインと言っても、何を良いと感じるかは人それぞれ。この本ではグッドデザインの審査員が一人一品コメントを書いているのだが、バリバリの建築家やデザイナーのみならず、ジャーナリストや医療分野の専門家もコメントを寄せており、ちょっと違った視点から見たデザインも垣間見える。形状的に美しいものよりも、考え方やこれからの方向性を評価しているものが多い。デザインがこれまでよりも問題解決に重点を置くようになってきていることを感じた。2011/07/16
テキィ
0
強固なデザイン言語によって形作られたプロダクツであったとしても、その思想を真に理解せず、いかに表層の模倣をもって劣化して踏襲されるか。という切ない気持ちをお話できてちょっと嬉しかった。でも、技術の伝承としては敗北だし、解決にはならない。やはり辺境で新たなイノヴェーションが起きるのを待つしかないの?2009/03/28
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