内容説明
オバマ陣営はどのツールをどう使って人々を動かし、勝利したのか。選対チームにいた著者がその戦略を徹底解説。ビジネスに今すぐ応用できるソーシャルメディア・レッスン付き。
目次
1 「無名」からの挑戦―ムーブメントの始まり(新米上院議員をよろしく―新しいコミュニティーの誕生;クリントンに挑む―選挙戦のルールを書き換える;本選への切符―論争をリードする ほか)
2 ブランドの確立―魅力的なビジョンを打ち出す(世界ブランドの誕生―希望をデザインする;公式SNS―ポイントは「地域密着」と「リアル」;クチコミ―ターゲットはお隣さん ほか)
3 大統領として―新しいスタート(新しい政府のかたち―デジタル政権)
著者等紹介
ハーフーシュ,ラハフ[ハーフーシュ,ラハフ][Harfoush,Rahaf]
ニューメディア・ストラテジスト。テクノロジーがコミュニケーションや仕事、娯楽にどのような影響を与えるかというテーマに取り組む
杉浦茂樹[スギウラシゲキ]
翻訳者
藤原朝子[フジワラトモコ]
翻訳者。ニューズウィーク日本版、ロイター通信、フォーリン・アフェアーズ日本語版で翻訳を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だいごろう
6
知らないことを勉強できた。SNSを使って呼び掛けていた戦略にビックリしました。政治には疎いけど、これからこんな政治の本も読めるようになればと思いました2014/05/25
Takuya Yamada
1
津田大介さんの著書、『ウェブで政治を動かす!』で推薦、引用されていたので手にとってみた。オバマ陣営がソーシャルメディアの利点である双方向性を現実世界に延長しようとする様がわかった。いまとなっては、ソーシャルメディアが民主主義を獲得するための切り口に成り得るという主張にも頷くことができるが、オバマ氏が大統領選を戦っていた当時のことを思うとゾクゾクする。2013/10/01
Akira Tsuboi
1
「オンライン」から「オフライン」へ!2013/03/21
MasakiZACKY
1
ソーシャルメディアを駆使してオバマを大統領当選に導いた、草の根組織の努力の物語を描いた一冊。ソーシャルメディアの使い方を事例を用いて解説する、ビジネス向けの本という面もあるようだが、そんなものはおまけだろう。これだけの資源を動かし、オフラインの活動にも繋げたソーシャルメディアのパワーを感じる。だがそれ以上に、草の根組織で働く一般人のパワーに感動した。実際、それあってこそのソーシャルメディアだろう。2009年に原著が出版されて、もう古い情報…と言いたいのだが、今の日本を見ると、まだまだ先進的な本なようだ。2012/12/28
YayoiM
0
SNSを選挙に最も有効に生かした例として2004年のオバマ陣営の選挙運動を内部から記録した実践本。 でも私が注目したのは、グーグルやフェイスブックといったITベンチャーに勤務する一流の技術屋を呼び込んだオバマの魅力そのものだ。いくらSNSやMySpaceがあったとしても、その「場」を活用する意欲と才能を持つ人物が陣営に自発的に(ほとんど全員がボランティア同様の給料でオバマ選出のために人生の1年間近くを投入したのだが)大量にいなければ、いくら選挙運動にネットが自由に活用できるようになったとしても、これほどの2013/03/25