内容説明
頭の良さや、押しの強さや、人好きがするかどうかは問題ではない。一生懸命働き、自分を信じ、ポジティブに考えたからといって、成功できるわけではない。成功に導いてくれるのは、誰あろう、自分以外の他人だけなのだ。ローマ法王は、なろうと思ってなったわけじゃない。企業の会長だってそうだ。自分を売り込む武器のなかで、おそらくいちばんどうでもいいのが「能力」だろう。レースに勝つ騎手は、体重がいちばん軽いとはかぎらないし、頭がいちばんいいともかぎらない。最高の騎手が勝つとはかぎらない。最高の馬に乗った騎手が勝つのだ―凡人も勝者になれる、きわめてまっとうなキャリア戦略。
目次
ピール牧師は間違っている
「ねぇ、パパ、五〇〇〇万ドルちょうだい」
穴馬
対抗馬
本命
会社の馬
商品の馬
アイデアの馬
他人という馬
パートナーという馬
配偶者の馬
家族の馬
馬を替える
もう言い訳はやめよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ryo511
2
「成功は、自分で勝ち取るものではなく、他人から与えられるもの」。第5章までの、「なぜ、勝ち馬に乗るべきなのか」という解説と、それぞれの馬のオッズ分析は、画期的かつ面白い。しかし、それ以降の「いかにして勝ち馬を捕まえ、乗りこなすか」という部分は、若干退屈だった。第5章までは必読（A+）。全体ではA2009/03/08
Masakunel
1
マーケティングの専門家が書いた個人レベルのマーケティング戦略について。個人が成功するためには、「努力」や「良い経験」はあまり関係がなく、勝ち馬（＝「経営者」「友人」「家族」「配偶者」など自分以外の他人）に乗ることが最も大切、というのが論旨。実際正しいとは思うんですが、「そうは言っても…」という気持ちにもなってしまいます。 「知性より性格」「文章力よりスピーチ力」が大切という点は、とても勉強になりました。2016/06/25
光花
1
成功に導いてくれるのは、自分以外の他人だけ。2011/06/30
セクシー先生
0
やりたいことより、稼げることをと このフレーズ、アメリカ的な感じがします。 中身もそんな感じ 理屈はわかるんだけど、どうも自分の中に入ってこない。 なんでだろう。2013/04/08
TsuRu
0
今から約18年くらい前に発行された本を、今から三年前に翻訳した本。競馬に例えて説明しているので、ちょっと分かりにくいです。2010/12/17
