内容説明
古今東西の名著名作を読破する法。死ぬまでにゼッタイ読んでおきたい人生の必読書ガイド。
目次
序章 積ん読本を読了本に!
1章 はやく読むか、ゆっくり読むか―読書の達人たちに学ぶ
2章 知の殿堂、岩波文庫を攻略する―読まずに死ねるか!古典・名著
幕間 私の岩波文庫読書録
3章 大長編に挑戦する―『失われた時を求めて』を三カ月で読破する法
4章 幻の図書をめぐる―アレクサンドリア図書館と桃華坊文庫
幕間 極私的読書日記
5章 マイ・ベスト一〇〇を選ぶ―「人生の必読書」の傾向と対策
付録 読書技法一覧
著者等紹介
久我勝利[クガカツトシ]
1955年生まれ。出版社(工作舎)勤務を経てフリーライターに。「特命リサーチ200X」など科学番組の企画・リサーチにも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kouro-hou
20
大変物騒なタイトルが付いていますが中身はそこまで激しくないです。大量の積読山脈を前に寿命が尽きる前に読めるのか!?と速読を考えたり、昔玉砕した哲学系難読本を読むための準備のための哲学体系を考えたり、岩波文庫を電車で読んでるとクレバーに見える?ので名作古典を当たる(ただし他人がすでにやってる赤緑黄を除外し青白限定縛り)などのエッセイが中心。著者が研究した各速読法や各哲人毎の参考書紹介は役に立ちそう。長篇に挑戦しようのコーナーには「黒死館殺人事件」や小栗虫太郎の意外なエピソードもあったりして隅々まで楽しい。2015/12/20
aki
14
まだまだ読みたい本がたくさん見つかる。古典文学と海外文学、宗教関連と哲学書を最低限読んでおきたいので、読みやすそうなものを模索中。2015/04/30
いっちゃん
8
読書論の本はどの本を読んでも,自分の読書方法や読んできた本の振り返りができて,面白い。他の方もおっしゃっているように,選んでいる本はオーソドックスのモノが多い感じがする。2018/11/09
Hiroki Nishizumi
4
指摘通りだ、早く読まないと老いてからでは読めなくなるかもしれない。目も悪くなっているだろうし集中力も衰えているだろう。参考文献がありすぎて一度でフォローできそうにない。それでも何かしら大作読破を手掛けよう。2023/04/07
Greatzebra
2
もう少し整理して書けばいいのに。同じ本の話が何度も出てきたり、あまり文章は上手くないと思う。しかし、ますますたくさんの本を読みたくなった。古典、長編、まだまだ読んでない本はいっぱいある。時間が惜しい。それと、ついでだが、若い人に言いたいのは、老眼が出てくると、読むスピードが遅くなるということ。若いうちにたくさん読んでおいてください。2013/10/15