スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784484041162
  • NDC分類 361.6
  • Cコード C0030

内容説明

たった6つのステップで、われわれは全世界の人々と繋がっている!コンピュータやエイズのウイルス感染拡大、ハリー・ポッターのヒットなど文化の流行、情報ネットワーク、人間関係…いろいろな出来事の背後には「スモールワールド現象」がある。

目次

第1章 結合の時代
第2章 「新しい」科学の起源
第3章 スモールワールド現象
第4章 スモールワールドを超えて
第5章 ネットワークの探索
第6章 伝染病と不具合
第7章 意思決定と妄想と群集の狂気
第8章 閾値とカスケードと予測可能性
第9章 イノベーションと適応と回復
第10章 始まりの終わり

著者等紹介

ワッツ,ダンカン[ワッツ,ダンカン][Watts,Duncan J.]
コロンビア大学社会学部准教授。オーストラリア生まれ。1997年にコーネル大学理論応用力学科で博士号を取得。「ネットワーク科学の革命児」と称される

辻竜平[ツジリュウヘイ]
1968年京都市生まれ。1993年関西学院大学社会学研究科博士課程前期課程修了。1999年カリフォルニア大学アーバイン校社会ネットワーク分析プログラム博士課程修了。2000年東京大学大学院人文社会系研究科助手。2003年明治学院大学文学部専任講師。2004年明治学院大学心理学部専任講師、現在に至る。社会科学博士(社会ネットワーク)。専門領域は社会ネットワーク分析、社会心理学

友知政樹[トモチマサキ]
1973年沖縄県生まれ。1998年中央大学総合政策学部政策科学科卒業。2002年カリフォルニア大学アーバイン校数理行動科学研究所博士課程修了。2003年中央大学総合政策学部特任助教授、現在に至る。社会科学博士(数理行動科学)。専門領域は進化ゲーム理論、社会ネットワーク論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

2
著者がこの研究を進めていく過程自体が「スモールワールド現象」の証明になっていて、とてもおもしろかった。そして、論敵とのやりとりで、すべてのネットワークがスモールワールドなわけじゃない、っていうことを認めて自分の研究の再構成を進め、さらに次のステージにあがろうとしていくところも勇気が出てくるように思う。正直、パラメーターの詳しいところまでちゃんと理解できたかどうかはおぼつかないが、それを超えて行動量の大切さを実感できる。2011/05/17

takao

1
ふむ2022/05/08

藤山隆裕

1
ピコ太郎がどうやってジャスティン・ビーバーにリーチしたのか?と言うのが最近の私の一番の関心事でしたが、最近、テレビCMの撮影で念願の本人同士の対面が叶い、ビーバーの友人が勧めてくれたのが直接のキッカケだったと言うことが明らかになりました。この話を聞いて「どんな人でも大統領から六人以上離れていない」いわゆる「シックス・ディグリーズ」という「都市伝説」に興味が湧き、社会ネットワークを論じた本書を手に取りました。淡々と長々とした論調は非常に読みづらかったですが、社会ネットワークについて学ばせて貰えました。2017/03/23

下川哲也

1
本の最初に紹介されていたストロガッツや蔵本の同期現象の話(ノイズ駆動型など)は良く知っていたので、親しみを持って以降の内容に入ることができた。私自身、最近グラフ理論を勉強し始めたこともあるし。やっぱり同期の研究をベースにするから、カスケードとか相転移の話にしたくなるんでしょうね。バラバシの「新ネットワーク思考」と一緒に読むと、同時代の二人の意見を聞く感じが面白く、「あ、読書が繋がっている」と実感できた。2012/06/21

mass

0
six degree.マタイ効果。トヨタ・アイシン危機2016/05/14

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