内容説明
巨大な富を独占する少数者を生み出し、人権、自然、国家を破壊し、飢餓と犯罪を創出するモラルなき市場経済至上主義を糾弾する!国連の食糧問題専門家によるアンチ・グローバリズム最前線。
目次
第1部 グローバリゼーション―歴史と構想(群島の経済;帝国;支配者のイデオロギー)
第2部 略奪者たち(殺人の報酬(ブラッド・マネー)
国家の断末魔の苦しみ
人間の破壊
自然の荒廃
汚職
海賊たちの楽園)
第3部 傭兵たち(戦争機構としてのWTO;世界銀行のピアニスト;IMF―炎の悪魔;利益を生まない人民;傲慢)
第4部 世界を民主化する(希望―新しい地球規模の市民社会;原理は高潔な精神;抵抗の前線;闘いの武器;土地と自由)
著者等紹介
ジグレール,ジャン[ジグレール,ジャン][Ziegler,Jean]
1934年、スイスのベルン生まれ。ベルン、ジュネーブ、パリ、ニューヨークで社会学を専攻。ジュネーブ州弁護士。1999年まで20年以上にわたってスイス連邦議会下院議員を務める(社会党)。2000年5月までジュネーブ大学社会学教授。現在は国連人権委員会の「食糧に対する権利」特別報告者。1962年から1965年まで国連職員としてコンゴに滞在して以来、アフリカの文化・社会・経済に深い関心を寄せる。数多くの社会学関係の著作のほかに、近年は告発の書が多い
渡辺一男[ワタナベカズオ]
1946年、神奈川県小田原市生まれ。東京都立大学大学院博士課程中退。1999年山形大学辞職後は翻訳に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。