出版社内容情報
誰にも「考え方の癖」があり、自由な発想が妨げられている。自分の「常識」や「価値観」や「見方」が絶対でないことを知り、創造的思考を広げるヒントにしよう。
内容説明
自分の「考え方の癖」に気づけば、もっと自由な発想ができる!
目次
第1章 「心の癖」を自覚する(思考回路が行動を決める;始まり方が終わり方を決める ほか)
第2章 「物理の法則」は、人間にも当てはまる(物理的世界と精神的世界;作用反作用の法則 ほか)
第3章 「メリット」は必ず「デメリット」になる(「資産」はいずれ「重荷」になる;「成功」の反意語は「失敗」か?―両極端か中庸か ほか)
第4章 「対比」と「軸」で見えてくるもの(論理と感情のギャップ;具体と抽象―「抽象的」だからわからない? ほか)
著者等紹介
細谷功[ホソヤイサオ]
ビジネスコンサルタント。1964年生まれ。東京大学工学部卒業後、東芝を経て日・米・仏系のコンサルティング会社にて戦略策定、業務改革、ICT導入等のプロジェクトを経験。近年は問題解決や思考力に関する講演やセミナーを企業や大学などに対して多数実施している
ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度が切り取ったスケッチ集や、書籍の挿絵など、多岐に渡って活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
107
頭が柔らかいとは固定概念に固執せず、状況や相手に応じて柔軟に変化できること。挿絵がヨシタケさんのイラストで、気軽に読めた。面白いことは①成功の反対は失敗なのか?2択しかないことを疑う。成功と反対は紙一重。それらの対義語は「どちらでもない」反対派を説得すれば丸め込むことはできるがどちらでもない層が1番難しい。②頭を柔らかく考えるとは、身の回りの問題を見たときに線の方が間違ってないのか?または線は便宜上の道具だから問題が発生して当然と気づき、原因を見出せるかどうか?常識を疑うこと、視点を変えてみることが大切。2023/07/31
小梅
99
ヨシタケシンスケさんを検索していて見つけた本。 人それぞれ「常識」と思ってる事は同じではないんだよね〜2016/08/09
パフちゃん@かのん変更
92
2016年の初読み。まずは、この本を手にした人は柔軟な発想をするための第一関門を突破している。人間の行動は各人の「思考回路」によって支配されている。「思考回路」が変わらない限り行動レベルで何百回言っても治りません。頭を柔らかくするためには「問題であることすら認識していない問題がある」ということを意識しておくことが大切。常に「自分が正しい」と思い込んでいる人に成長はない。他にも「物理の法則は人間にも当てはまるとか、面白い話が盛りだくさんでした。2016/01/01
ぱんにゃー
56
【常識を疑う かもしれない】 ヨシタケシンスケさんの1コママンガ 相手の表情が面白い♪ /「はぁ?、どういうこと?」(=論理の飛躍)を私は、自分が正しい相手が間違いという考え方ばかりしていたなぁ もったいないもったいない(^ω^)2015/04/17
江口 浩平@教育委員会
37
【考え方】細谷功にヨシタケシンスケのコラボ…どちらのファンでもある私は書店で見掛けて即座に購入。(実際これは思考停止状態なのですが…笑)具体例を先に挙げて、そこから抽象的なことをまとめるというスタンスで、「やわらかい頭」を目指すための要素を解説していました。(本書では、プレゼンテーションにおいて「徹底的に具体的な状況の描写」と「要するに何なのか?」の具体と抽象の往復を勧めていましたが、この本自体もそうなっていて、分かりやすかったです。)「考える練習帳」も併せて買ったので、実践に活用したいです。2019/05/03