昭和育ちのおいしい記憶

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昭和育ちのおいしい記憶

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480878748
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0077

内容説明

カルピス、桜もち、イタ飯、牡丹鍋。思い出をたどれば見えてくる。1968年生まれの著者がこれまで食べてきたものを語る極私的な食い意地エッセイ。ここ40年間の食の変化も明らかに。

目次

田舎で過ごした夏休み
なつかしのおやつ
初めての○○
恥かき海外旅行―異文化と出合う1
関西人の食い意地―異文化と出会う2
和食と台所
いつもの町で―家の外のおいしいもの1
誰かと囲む食卓―家の外のおいしいもの2

著者等紹介

阿古真理[アコマリ]
作家・生活史研究家。1968年兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部を卒業後、広告制作会社を経てフリーに。1999年より東京に拠点を移し、ノンフィクションの仕事に取り組む。食を中心に暮らし全般、女性の生き方、写真など文化をテーマに雑誌や書籍で執筆。社会学視点から、社会が抱える課題を浮かび上がらせる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

32
広島県の山村にある祖母の家、戦後の高度成長時代に都会で専業主婦となった母、1968年生まれの著者。懐かしいおやつやブームになったスイーツ、海外での食、東と西の食の違い、外食、和食。ここ40年の食の変化とエッセイ。…懐かしいもののオンパレードでした!とくに、著者の母が作る家庭の洋食や「体に悪いからあまり食べちゃいけませんよ」の数々。外食の楽しみを憶えてあちこち食べ歩いた独身時代。書かれている食の変化は、日本の社会変化を現していて面白かったです。母として、キッチンに立つ姿は子供に伝えていきたいです。2014/07/28

たらこりっぷ

9
私にもたべものの記憶がたくさんあります。その時の光景と味とが一緒になって、くっきりと刻まれています。誰もがそうだろうと思っていたので、指摘されたときに驚いた経験があります。時代の変遷や自分自身の成長が、たべものと共にある。阿古さんのたべものの記憶に、同期するところやしないところを感じて、自分の記憶もより増幅されました。小さいころかららだひたすらに食い意地が張っていた、という一言に尽きるのですが。2014/07/22

kuukazoo

8
わたし自身が著者と1歳違い、中高は大阪、大学入学を機に関東に移り一人暮らしを始め、就職、結婚したため共通体験が多く、改めて自分の食歴史を振り返る。また祖母や母の世代と自分が作る料理の違いについても考えさせられる。時代が移り暮らす環境が変わると作る料理も変わる。そんな中で受け継がれていくものはあるのか、という著者の視点は興味深い。「私の場合、受け継いだ最大の財産は、台所に立って料理する、という習慣そのものだろう」に共感すると共に今やその習慣さえ失う可能性があることにちょっと恐さを感じる。2015/05/08

fwhd8325

8
著者である阿古真理さんとはほぼ一世代違い。そしてご出身も関西と言うことで少しズレを感じるところもありますが、食や味覚を考える時に、辿ってきた道は同じ。そしてこのエッセイが面白いのは、その辿ってきた道を読み終えると、著者の今までの人生を描いているものと気づかされる点だと思う。そして、それは、誰もが語ることのできる物語を持っていると言うことなんだと思う。2014/09/04

くまちゃん

7
関東出身なので関西の食文化に関してはあまり共感できるものはなかったけど、子供の頃に初めて食べた感動などを思い出した。これからも新しい食べ物に出会えるといいな2015/01/05

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