内容説明
自分の居場所を探しているあなたへ。本書は、中学・高校向けの全く新しい「社会科の教科書」として書き起こされたものです。ここにはウソのない“世の中のしくみ”が描かれています。学校も親も、会社に入っても教えてくれない本当の姿です。シミュレーションゲームやロールプレイングゲームのように楽しんで、「ああ、こう考えれば自分の活きる場所がある」というぐあいに、あなただけの生きるヒントを見つけてください。ドラッグ・自殺・ハンバーガーから社会を学ぶ。
目次
序章 大人はなぜ「接待」をするのか
第１章 １個のハンバーガーから世界が見える
第２章 自分の家から日本が見える
第３章 仕事とキャリアを考えると人生が見えてくる
第４章 自殺から見える社会―ある監察医のつぶやき
第５章 意味なき世界をどう生きるか？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yarake isuke
1
今度はちゃんと読みました。やはり何度読んでも宮台真司さんの内容が心に響く。2019/09/25
yarake isuke
1
BF。すみません。5章のみ読みました。古本で購入したのですが香水臭いので文庫本で買い直します。2019/09/18
キティ
1
仕事に絡むので読了。・大人はなぜ接待するのか・1個のハンバーガーから世界が見える・自分の家から日本が見える・仕事とキャリアを考えると人生が見えてくる・自殺から見える社会・意味なき世界をどう生きるか藤原氏の話はとても面白いが、その他はまあまあ。シリーズはたくさん出てんのね。2017/02/27
lily
1
宮台真司の項目が秀逸。世界に意味はない。しかし、そこそこ人生は楽しいが、「しょせん」世界は無意味と思うのか、世界は無意味だが「あえて」人生を楽しむかでは輝きが全く違う。既存の物語に縛られない自由さが人生には必要なのだ。20年以上前で、確かに教科書しか教えない教育がまかり通ってた時代だから当然のカウンターパンチだろう。今はアクティブラーニングやら主権者教育やらでもう少し主体的な社会科教育ができている、、と信じたい。2016/09/03
ちゃんまり
1
第5章抜粋ダンサーもコミケ同人もネットサーファーも、大人からは「そんなことをやって何の意味があるのか」と言われます。でも意味がないからこそ、いい。意味に縛られないで楽しめるからいい。意味なんかなくても強度があれば、物語なんかなくても体感があれば、人は生きていくことができる。／激しい受験勉強をして一流校に進学する人たちを見ると、自殺したA君のように追いつめられないのは、強度を獲得できたからではなく、逆に、単に問題を「先延ばし」しているからです。／ドラマチックなぐらい不幸であることもそれ自体楽しめる強度。2015/03/07
