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双書zero
科学と神秘のあいだ

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480860729
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

神秘は人の心に宿る。が、幾らそれがリアルでも科学的な事実ではない。何がそれを分けるのか。科学と神秘の問題をユーモラスに語る。

内容説明

この星に生きているという、奇跡。好き嫌いでは変わらない、科学的な事実。思い込みが生む、奇妙な「ニセ科学」の数々―。科学的な「考えかた」をめぐる、とびきりポップなエッセイ。

目次

第1部 君と僕のリアル(びっくりしてもだいじょうぶ;リアルってなんだ;納得力のある風景;夢の彼方に;物語だけが光速を突破する;ふたたび月と陰謀;そしてふたたびリアルについて)
第2部 間奏 テルミン
第3部 僕たちは折り合いをつける(水瓶座の時代に;もっとびっくりしても大丈夫;線を引く;頭が固い話;最後は折り合いをつける)

著者等紹介

菊池誠[キクチマコト]
1958年生まれ。東北大学大学院博士課程修了。現在、大阪大学サイバーメディアセンター教授。専門は統計物理学・計算物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

15
ニセ科学。科学を装いながら、内容のデタラメな言説が、世の中にははびこっている。「大のオトナが騙されるものか」と言っても、現実にはひっかかってしまう人がどれだけ多いか。科学には確かに著者の言うように「身も蓋もない」ところはあるが、それだけに信頼すべき方法のもとに積み上げられてきただけのことはある。くれぐけも、ペテンにひっかからないための背景として、この種の本は読んでおきたい。2013/12/15

白義

13
小さいうちから読める、科学的な考え方の根っこのところとそれと神秘を感じる感性との折り合いの付け方を教えてくれる本。もう少し難しく抽象化したら、公共的な事実と主観的な実感、リアリティーのズレをどう受け入れるか、というお話だ。想像力と事実、仮説とデータの関係と、本当に基礎的で肝心なところを、軽い口調で上手く表現している。特に震災後、科学的思考や科学コミュニケーションが話題になる中、最初に読むといい本だと思う。SFマインドが豊かなのも好印象。リアルとリアリティーを問う辺りはディックの訳者ならではって感じ2012/01/13

星野

12
図書館にて。物理学者の視点からみた神秘と科学のあいだ、についてのエッセイ。著者の語りかけるような文章は非常に読みやすく好感持てた。私はバリバリの文系だけど、こういう、専門外の分野にも楽しんで入っていけるような親切な本は素敵だと思う。水の考察のとこでは吹き出してしまった、私ってば最近感動したばかりだよ^^;(笑)2010/10/17

kokada_jnet

9
この本のおかげで、「Make」というすごく面白そうな「大人の工作」系雑誌の存在を知り。そのことをツイッターに書いたら。その雑誌のイベントが明日、明後日、東京で行われることを教えてもらった。これも、小さな「奇跡」だね。奇跡はホントに誰にでも、必然的に起きる。この次に書かれるだろう「ニセ科学についての本」にも期待。2010/05/21

うみ

6
そっと低音で語りかけられているような気のする、そんな文体でつづられている。そしてなんとはなしに漂うのは……なんだろう、これは、哀愁と言うか寂しさみたいなそんな空気が常にある。だからかな。妙に胸に染みてくる。なんとも味わい深い1冊。2021/05/09

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