内容説明
なぜ、弱さは強さよりも深いのか。なぜ、われわれは脆くはかないものにこそ惹かれるのか―薄弱・断片・あやうさ・曖昧・境界・異端など、従来かえりみられてこなかったfragileな感覚に様々な側面から光をあて、「弱さ」のもつ新しい意味を探る。
目次
1 ウィーク・ソートで?
2 忘れられた感覚
3 身体から場所へ
4 感性の背景
5 異例の伝説
6 フラジャイルな反撃
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おとしん
1
耳にしていながらその内容やつながりについてなんら関心さえ持たなかった星の数ほどの断片を見事に繋ぎ合わせ提示していただけました。あまりに微弱な光であったり、当方にその光を感じ取る力がなかったりしたため、感想はある場面で漠然としたものにならざるを得ませんでした。しかし、今まで感じていながら言葉にできなかった幾つかをつかんだことも事実です。遠い風鈴は今なお鳴っている。2009/02/15
中華春雨
0
弱さとはなんなのか。2017/10/10
新垣政人(PN)
0
何回も読み返したい本。2010/08/24