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ふくろうと蝸牛―柳田国男の響きあう風景

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  • サイズ A5判/ページ数 496p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784480847164
  • NDC分類 380.1
  • Cコード C0039

出版社内容情報

柳田がたてた「日本人とは何か」という問いをめぐり、その作品群に即して、生いたちと環境、思念と想像、表現と文体を、精密な情意あふれる筆致で解読。

内容説明

柳田国男の膨大な著作は、近代日本の思想の中にどういう位置をしめているのか?彼のたてた「日本人」の淵源へ向けた問いをめぐり、柳田の作品そのものに即して、その生いたちと環境、思念と想像、表現と文体を、精密に、かつ情意あふれる筆致で解読する批評の傑作。

目次

『山の人生』をめぐって
秋山もの狂い
神童の危機―故郷にて
旅の山伏のほうへ―山の発見
文章苦悶時代と詩のわかれ
『山島民譚集』の世界―新国学の芽ばえ
連句の詩学と座の学問
旅の黄金時代と風景の発見
達識者の愁い―風景との融和
何故に日本人は惨なりや―近代日本の都市風景
魂のゆきき―風景の完成
ふくろうと蝸牛

著者等紹介

大室幹雄[オオムロミキオ]
1937年、東京に生れる。早稲田大学、東京大学に学ぶ。歴史人類学専攻。千葉大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

16
東海オフ会でジュンク堂に行った際、読友さんに選んでもらった学術書。柳田翁の生涯と当時の情勢、研究作品を織り交ぜて柳田翁の日本民俗学という「風景」がどうやって体系化していったかを説いています。残念ながら柳田国男の全作品を読んでいないので分からない所もあったのでこれから行いたい研究では繙いて行きたいです。2012/06/17

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