グラモフォン・フィルム・タイプライター

グラモフォン・フィルム・タイプライター

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  • サイズ A5判/ページ数 455p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480847065
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C1010

内容説明

蓄音機(聴覚技術メディア)・映画(視覚技術メディア)・タイプライター(文書技術メディア)―メディア史を彩る三つのテクノロジーの華々しい登場から、その展開とともに文字文化が解体してゆく歴史を、フーコーの系譜学的手法とラカンの精神分析を用いた驚異的なディスクールで、戦争までを視野に収めて描き出す壮大なメディア論。

目次

導入(ケーブルによるネットワーク化;メディアを連結するシステム ほか)
グラモフォン(発明の歴史;魂の自然科学 ほか)
フィルム(映画は歴史を切断する;目の錯覚と自動武器 ほか)
タイプライター(男の手から女の機械へ;ハイデガー「手とタイプライターについて」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gorgeanalogue

9
再読だが、理解不能な細部が多すぎて見通しよくわかったはとても言えない。リアルなもの(グラモフォン)、イマジネールなもの(フィルム)、サンボリックなもの(タイプライター)の順番に配置してあるのが読みどころか。機械と測定データとシステムが〈私〉を主人公とする文学から幻想を奪い去り、その終焉を完成させ、ともに文字列である内容とコマンドが判別不可能になることがコンピュータにおいて完成した、ということだろうか。2021/10/17

内島菫

6
実際に別名を使っているかどうかは別として、「ペンネーム」という言葉はあるが、「画家ネーム」「音楽家ネーム」「映画監督ネーム」という言葉はない。小説(作り話)等を書くときはペンネームを使い、報道記事や研究書等書くときはペンネームを使わない傾向にあるところに、言葉の虚構性への人の自覚が垣間見られるように思える。ウソの名前で書いたものはウソで、本当の名前で書いたものは本当であると区別したがるのは、そもそも言葉が虚構であることを前提にしているのだ。訳者あとがきによれば、18世紀末から20世紀はじめにかけて(続く)2014/07/21

tykhobluemoon

0
1999年ってどんな年だったっけ?と思いをはせてみた… ところで、ペン=男根には承知しかねるなぁ。2012/06/17

よこづな

0
抱腹絶倒。2009/08/26

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