出版社内容情報
中里介山から司馬遼太郎の登場まで。時代小説の栄枯盛衰を豊富なエピソードで描ききった1,000枚の力作。多くの名作傑作誕生秘話が、静かに心を動かす好著。
内容説明
中里介山「大菩薩峠」から司馬遼太郎の登場まで。五十年にわたる時代小説の栄枯盛衰を、豊富なエピソードと独特の記述で描ききった一千枚の力作!作品を超える作者の人間的魅力、名作が生まれるまでの意外なプロセス、挿画家の大きな役割、編集者の苦労…名作、傑作を生み出したさまざまな話が静かに心を動かす好著。
目次
野間清治が『講談倶楽部』を創刊する
「講談師問題」が起こる
都新聞社の雑報記者たち
伊藤みはると平山蘆江
大逆事件と中里介山
「大菩薩峠」の連載が始まる
岡本綺堂と「半七捕物帳」
演芸記者の長谷川伸
報知の逸材野村胡堂
川柳作者吉川雉子郎〔ほか〕
著者等紹介
大村彦次郎[オオムラヒコジロウ]
1933年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部・文学部卒業後、講談社入社。「小説現代」「群像」編集長を経て、文芸出版部長、文芸局長、取締役を務める。『文壇栄華物語』は第18回新田次郎文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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