いづくへか

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  • サイズ B6判/ページ数 340p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480814517
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「いづくへか帰る日近きここちしてこの世のもののなつかしきころ」(晶子)―わたし自身いく度このうたをつぶやいてみたことか。真情あふれる、単行本未収録エッセイ集。

内容説明

真情あふれる珠玉のしらべ。単行本未収録エッセイ集。

目次

1 いづくへか(くすんだ聖家族図;目白の怪 ほか)
2 兎穴の彼方に(ありがたい本、めいわくな本;甘えと痛み ほか)
3 心という園生(不思議な童話の世界とわがアリスとのあまりにも興褪めな諸関係について;童画撲滅論、もしくは反素朴派のすすめ ほか)
4 Worlds to Remember(If you’re going to stop a band playing every time someone has an accident,you’ll lead a very strenuous life;Look happy!look happy! ほか)
5 わたしの一世紀(一九〇一~一〇;一九一一~二〇)

著者等紹介

矢川澄子[ヤガワスミコ]
1930年7月27日東京に生まれる。1951年東京女子大学英文科卒業。岩波書店の外校正者を経て、学習院大学英文科三年に編入、独文科に転科。1954年同人誌『未定』に参加。1955年学習院大学卒業。東京大学文学部美学美術史学科に学士入学。1958年中退。1959年2月渋沢龍彦と結婚、鎌倉に住む。1968年3月離婚、世田谷区赤堤に転居。1980年信州黒姫に移住。2002年5月29日死去。7月28日「矢川澄子さんを送る会」が開催される
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

1
端正な文章で語られる日常や文学、翻訳や自然といった身の回りのこと。論理的でありながら冷たくなく、人柄が伺えるけれども孤独も見え隠れする、そんな文章に、なぜか哲学者の池田晶子を連想させられた。惹きつけられる。森茉莉好きとしては、このまま他の著書も読んでいくつもりになりました。2013/06/18

tearthepetals_

0
再読。2012/09/27

タリコ

0
少女と老女の共通項について。そうか、そこに共振の基盤があるのかー。

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