内容説明
下町での生活、日米開戦、集団疎開、敗戦。その中で観た映画の数々。一人の子供の成長のドキュメントともうひとつの映画史。
目次
「皇紀２６００年」１１月のモダニズム―１９４０年
開戦まで―１９４１年
毎日が「お祭り」―１９４２年
「米英的」なるものを求めて
開戦一周年の「特撮映画」
ガダルカナル島撤退前後―１９４３年
若い天才監督の登場
活劇の法則
「熱風」と「大東亜会議」前後
「無法松の一生」の皮肉な運命〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
4
ふむ2024/04/04
北の風来坊
3
純真で多感な少年時代を戦争時代で過ごさざるを得なかったその時代に生きた小林さんの心の叫びが分かります。その時代に生きた人でなければ理解出来ない事はあるんだと感じました。今の世の中を未来の人はどう見るのか興味があります。 普遍的なものは人間への尊厳、自由。 良く世の中の流れとか言うがそんなものは存在しない、何が真実なのか何が大切なのか考えさせられる。2012/01/01
