冠・婚・葬・祭

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480804105
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

世はすべてこともなし…とは、なかなか行かない。人生の節目節目で、起こった出来事、出会った人、考えたこと。いろいろあるけど、ちゃんと生きよう。そんな気持ちになる4つの物語。

著者等紹介

中島京子[ナカジマキョウコ]
1964年東京生まれ。出版社勤務、フリーライターを経て、2003年、小説「FUTON」でデビュー。話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

74
図書館本。初中島京子。冠婚葬祭各々にまつわる短編集。「この方と、この方」が見合い結婚の難しさを上手く表現していて秀逸。「葬」の塩大福食べたい。抑揚が抑え目であり淡々としているが、読みやすくストレスを感じない文体。★★★☆☆2016/01/13

ぶんこ

66
何となく遠ざかっていた「冠婚葬祭」を改めて意識する読書となりました。特に「婚・葬・祭」の章では色々と思い出したことがあって感慨深い。形式張った結婚式やお葬式、お盆には魅力を感じなくなって長いのですが、読んでいると形式も意外と良いものなのではと思い始めてきました。2019/02/19

ゆみねこ

64
「冠婚葬祭とは、元服・婚礼・葬儀・祖先の祭祀のこと」と中扉にありました。まさにその4つの大きな儀式を描いた4つの短編。どれもみな味わい深く、素敵な物語でした。中島さんの文章は温かみがあり、好きです。2014/08/08

美登利

62
やはり、中島京子さん読めば読むほどハズレは無いな~。冠婚葬祭のそれぞれ一文字に掛けたお話の登場人物が少しだけ繋がっていますが、全くの別のお話。婚だけが、連載されたものらしいです。他のは書き下ろし。やはり婚の回が一番好きかな。お見合いを世話するお節介おばさん、私が若い頃には結構いましたね。どの話の若い人も中年も、お年寄りもある一面は冷めてるようでも温かい人柄が滲み出て憎めない人達です。ハレとケの世界は違ってるけど、微妙に繋がっていて、それとさり気なく日常を含めて書いてあり、文章のあたたかさを感じる作品です。2014/09/12

taiko

60
冠婚葬祭にまつわる短編集。成人式、お見合い、葬儀、お盆。親戚付き合いや儀礼的なもの、煩わしいことも多いけれど、昔からの風習は大切にしたいなと思わされます。上司の命令で、老人施設から宇都宮さんと言うおばあさんを葬式に連れていくことになった直之の話、葬式ドライブが良かった。宇都宮のおばあちゃんがとても可愛らしく、こういう年のとり方は悪くないなと思いました。少しずつつながりがあるお話たち。つながりを探しながら読むのが、やっぱり楽しいです。2016/08/23

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