辰巳屋疑獄

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480803733
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

創業から三代で大きく発展し、金融業にまで手を広げた大坂の炭問屋・辰巳屋で、跡目相続をめぐる対立が起こった。ひとつの藩に匹敵する規模の豪商とはいえ、一商家の身内の争いがなぜ奉行所を巻き込み、死罪四人を出すほどの大事件となっていったのか…。『大岡越前守忠相日記』に「辰巳屋一件」として記述された未曽有の贈収賄事件を、奉公人元助の目を通して描く長編時代小説。

著者等紹介

松井今朝子[マツイケサコ]
1953年京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科演劇学専攻修士課程修了。松竹株式会社に入社、歌舞伎の企画・制作に携わる。松竹を退職後フリーとなり、故・武智鉄二氏に師事して歌舞伎の脚色・演出・評論などを手がける。また、『マンガ歌舞伎入門』(講談社α文庫)『ぴあ歌舞伎ワンダーランド』(ぴあ)など、歌舞伎紹介本の監修も行う。97年、『東洲しゃらくさし』(PHP研究所)で小説家としてデビューし、同年『仲蔵狂乱』(講談社)で第8回時代小説大賞を受賞
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