ミルリトン探偵局シリーズ
Bolero―世界でいちばん幸せな屋上

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480803566
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

クラフト・エヴィング商会プレゼンツ。猫とカフェと音楽と幸せな屋上の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

65
我が家にも黒猫がいます。言われてみれば…黒猫はツンデレで、気ままで、自由奔放で。でも、どこか寂しがり屋さんかも。アッフルパイ、ロールケーキ、チョコレエト。香りと食感とほろ苦さがページの中から沸き立ってくるようで。このホワワンとした空気が伝わってくる物語の展開がとても居心地がいいです。2015/07/31

コットン

55
クラフト・エヴィング商會の子供:吉田音さんによる探偵もの第二弾。音楽にまつわる「ボレロ」というアルバムとカフェの謎が面白い。架空の小説を現実のものに置き換える鮮やかな手際にハッとさせる気持ちよさが魅力ですね~♪2016/07/31

ひめありす@灯れ松明の火

54
本と、私と、音ちゃんと、シンクと、円田さんとで、内緒だよって顔を寄せてくすくす笑っているような、そんなご機嫌な物語でした。読み進めるのがもったいなくて、桜の咲いた宵にコーヒーを淹れて、やっとおしまいに出来ました。存在の謎は解けなくてもいい。でも、この本の世界を壊したり無くしたりしないで欲しいです。本は線対称、音ちゃんは線対称と点対称、シンクも線対称と点対称、円田さんは線対称だから何処からでもこの世界へと繋がる扉が開いているんだ、と気がついて。いつかまた何処かで皆で会いたいな、会わせて欲しいな、と思いました2015/03/30

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

53
Thinkの続編。こちらも大いに楽しめた!特に、骨折と脱臼のくだりは、連続で吹き出していた。鏡の国の妄想もおもしろかったし、ルーフトップパラダイスやらスパイスやらカフェボレロやら色々とリンクしていて、ワクワクした♪出てくる人たちがみんなちょっと変わっているけれど魅力的で親しみが湧く。音の両親のキャラも好きだし、良いこと言ってるし、家族の関係がほんわかして理想的で素敵☆チョコレートやチョコレート・ロールケーキを食べたくなってきたね。そして、良質な音楽を思う存分堪能したくなってきたね。いつも嗜んでるけどね(笑2017/08/26

里愛乍

36
川を越え、時間を超えて黒猫は現れる。時には「シンク」だったり、またある時は「シナモン」だったり「ボレロ」だったり。現実のちょっとした日常のひとコマも、時空を超えればとてつもなく大きな伏線。ただはっきりとした結論も結末もなく、それは全て私たち読み手の受け取り方次第。何という爽快感!前作のクオリティはそのままに、ストーリーの構成がさらに面白いものになっています。それにしてもアップルパイとロールケーキのなんて美味しそうなこと!2015/01/14

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