ミルリトン探偵局シリーズ<br> Think―夜に猫が身をひそめるところ

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ミルリトン探偵局シリーズ
Think―夜に猫が身をひそめるところ

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480803528
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

猫には猫だけが行ける場所がある―空想ではなく推理。猫とホルンとビスケット。どこまでも謎の解けないミステリー・ノヴェル。

目次

ミルリトン探偵局・1―猫だけが行ける場所
久助
ミルリトン探偵局・2―川を眺める
奏者
ミルリトン探偵局・3―11時のお茶
箱舟

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

66
物語の先、答えは作者が出してしまうこともあるけれど、先は読者の創造の世界に…みたいな白黒つけない、新しい読書の楽しみ方を差し出されたような気がする。猫の持ち帰るお土産。その後お土産でどこで何をしていたのだろう…と猫のよう日常も気にかかる。この飾らない雰囲気がとても気に入った。写真も好きだなぁ。2015/07/30

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

64
こういうお話、とっても好み♪イマジネーションが膨らむというか世界が広がるというか考えるだけで楽しいよね☆ミルリトンのようなもの、私も探し求めてるよ。物凄く食べたいような空想の世界だけに留めておいてほしいようなそんなものって誰しもあるんじゃないだろうか?探偵局を立ち上げて、猫が 持ち帰ったお土産から猫がどこへ行っているのかを調査というか推理していくのは、とってもおもしろくて楽しかった!時空間どころかあらゆるもの・ことを飛び越えて、色んな人の人生に触れたり、物語を紡ぎ出したりしていくのは、心底ワクワクするね☆2017/08/24

あじ

57
黒猫シンクが持ち帰る品々を、クラフト・エヴィング商會が具体的なイメージにして写真におこし、それを頁に挟んだ趣向で物語が展開していきます。商會の吉田ご夫婦の娘さん(架空)が、それらの物証からシンクはどこへ出掛け帰ってくるのかを考察するユニークな小説。猫の神秘的な側面が、あり得ぬ事を現実のものにしてくれそうな、∞の空想ファンタジーへ誘ってくれます。結末の書き換えは、読み手側に委ねられているように思います。2015/01/17

里愛乍

38
本に対しての一目惚れとは、まさにこのことか。はじめて本屋さんで手に取った瞬間から手放せなくなりました。目を引く表紙はもちろん、ストーリー、文体、構成、キャラクター、写真、それらが見事にあるべき様に装本された、電子書籍では絶対に成し得ない、私にとって完璧な紙の本です。黒猫のシンクがとっても可愛い!文庫本も持っていますが、やはり単行本の表紙がすき。「本とは、ただ文字を読むだけではない」と誰かさんが言ってましたが、まさにその通りだと思います。2015/01/12

あんこ

33
再読。クラフト・エヴィング商會のふたりが生み出した音ちゃんのおはなし。黒猫シンクが拾ってきたものを巡って円田さんとあれこれ推理する。一般的にガラクタと一言で片付けられてしまいそうなものからこんなに素敵な物語をうんでしまうのです。わたしもミルリトンを食べたくなっています。2014/09/05

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