出版社内容情報
おカネや、株式、債券の本質から、銀行、保険会社、証券会社など各金融機関の役割、さらには金融への正しい向き合い方まで。この一冊で金融の基礎が全部わかる!
内容説明
現代社会に「金融のしごと」は欠かせない。おカネや株式、債券の「本質」から、銀行、保険会社、証券会社…金融機関の「役割」、「共通点」や「違い」を丁寧に解説。本書を読めば、「金融」への正しい向き合い方がわかります。
目次
第1章 「金融」の役割
第2章 決済―おカネの支払いと受け取り
第3章 おカネの貸し借り
第4章 「おカネを増やす」ビジネス
第5章 株や債権の売り方、買い方
第6章 金融の現在とこれから
第7章 いい金融の担い手となるために
おわりに 理想を持たなければ現実は変わらない
著者等紹介
永野良佑[ナガノリョウスケ]
1967年生まれ。一橋大学経済学部卒。外資系金融機関でデリバティブを駆使した金融商品開発などに従事。現在はフリーの金融アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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calaf
11
お金の余っている人や団体からお金を必要としている人や団体にお金を動かすのが金融の役割。相手は、他人や他団体のみならず、過去・未来の自分という事もよくある。。。というような、金融の基本を解説した本。こういう本は、中高生ぐらいの時に読みたかったなぁ...2012/11/12
プラス3
5
おカネの本質や金融の存在意義を平易な文章で書いてます。自分には少し物足りなかったが、金融の入門書としては良くできている。2012/11/29
takizawa
5
分かったつもりになっていて,全然分かっていなかったことが分かった。金融とは何か,金融機関の役割は何かという基本からスタートして,リーマン・ショックがなぜ起こったのか,なぜ日本の財政は破たんしないのか,というところまで持っていくのが凄い。非金融業界・金融畑の人にオススメ。2012/06/23
壱萬弐仟縁
4
本来、お金に困っている人やところに融通してあげる、というイメージがあるが、実際はどうなのか。募金も金融だということで納得である(28ページ)。信用金庫は協同組織(64ページ)。この間豊川で信金で拉致事件があったが、あの犯人の言っていたことは不勉強である。要求が稚拙過ぎたからばかばかしかったと思う。今年は評者も日本政策金融公庫で相談したことがある。融資の話は見込みや切迫感がないと相手を瞬間説得できない。国債危機が起きないと思うので買い続けるのだ(150ページ)というのは、信頼というか思い込みが前提なのだな。2012/12/02
ノリピー大尉
3
「金利はおカネのレンタル料」って本質をついた分かりやすい表現。 必ず当たるアナリストがいたら、他のアナリストの存在意義はない。アナリストがたくさんいるのは、アナリストの予測はあたらないからなのだ。2013/10/12
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