内容説明
偉大な科学者で、世界一の画家。その魅力は、今も輝き続けている。残された名画とメモを頼りに、彼の足跡を辿ってみよう。
目次
人物編(ダ・ヴィンチは画家か、科学者か?;『モナ・リザ』って、本当に名画なの?;ルネサンスって、どんな時代? ほか)
美術編(フィレンツェ、ミラノ、パリ、三都物語;若きダ・ヴィンチの一枚、『受胎告知』;ダ・ヴィンチは女性をどんなふうに描いたか ほか)
科学編(なぜ死体を解剖したのか?;人体を機械のように考えていた?;子宮の中の胎児まで観察したのはなぜ? ほか)
著者等紹介
布施英利[フセヒデト]
1960年群馬県生まれ。美術評論家。東京芸術大学・美術学部・芸術学科卒業。同大学院博士課程(美術解剖学)修了。レオナルド・ダ・ヴィンチなどを研究。大学院生のとき二冊の著書を上梓する。東京大学医学部助手(解剖学)を経て、2003年より東京芸術大学美術学部助教授(美術解剖学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
6
微笑み...彼の絵画を理解するのに最適なキーワドなのかも。2011/05/10
HIDE
4
レオナルド・ダ・ヴィンチは生物非生物問わず存在するものが存在していることの不思議さに興味があったのかも、と思いました。2013/01/21
ぽんぽこ
3
ちくまプリマー新書ということで、内容は学生向けの入門編のようなもの。なので、深い知識がなくてもサクサク読むことができました。ダ・ヴィンチのことを浅く広く学ぶ入口にぴったりです(ただ、絵画の説明は主観がものすごく混ざっているので鵜呑みにしないほうがよさそう)。実際に美術部に行って実物の絵画を見たくなりました。ただヨーロッパは遠いし、このご時世だから行きにくいし……。2023/04/28
脳疣沼
3
著者の妄想というか思い入れが強すぎる感はあるが、そういうものだと思って読めば、逆手にそれが楽しい。でも苦手な人は多そう。2018/11/11
そーすけ
3
208*文章に軽薄さを感じて、好きになれない。「同性愛という趣味」という表現も、よろしくない。レオナルドが、胎児や性交中の男女を描いているとはビックリ。2017/07/23