内容説明
「生きる力」って何だろう。三十七日間、ひとりぼっちで漂流し奇跡的に生還した男は、何を考え、どのようにふるまったのか。その真実に迫る感動のドキュメント。
目次
1 漂流した男の気持ち
2 炭鉱の島で育って
3 エンジンが動かない
4 食料も水もない
5 炎暑と海水と歌謡曲
6 荒れる海の記憶と現実
7 夢と死、あるいは生存
著者等紹介
吉岡忍[ヨシオカシノブ]
ノンフィクション作家。1948年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中から執筆活動を開始。教育やテクノロジーの現場を歩く一方、アメリカや東南アジアなどにも精力的に足を運び、取材活動を続けている。1987年、日航機墜落事故を描いた『墜落の夏』(新潮文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。その綿密な取材力と豊かな表現力には定評がある
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