出版社内容情報
世界に冠たる古書店街・神田神保町の誕生から現在までの栄枯盛衰を鮮やかに描き出し、刊行時多くの愛書家を唸らせた大著が遂に文庫化! 解説 仲俣暁生
内容説明
世界に冠たる古書店街「神田神保町」はいかにして出来上がったか。幕末から現代にまで至る一世紀半余、そこに蝟集した書店、出版社、取次、大学、語学学校、専門学校、予備校、映画館etc.の栄枯盛衰をさまざまな記憶と記録を召喚して描き出し、日本近代を育んだ“特異点”の全貌を明らかにした大著が、未来の“本の街”への扉を開く「文庫版あとがき」を増補して遂に文庫化!
目次
1(神保町という地名;蕃書調所の設立 ほか)
2(明治十年前後の古書店;明治二十年代の神保町)
3(神田の私立大学;漱石と神田 ほか)
4(神田神保町というトポス;中華街としての神田神保町 ほか)
5(古書肆街の形成;神田と映画館 ほか)
6(戦後の神田神保町;昭和四十~五十年代というターニングポイント)
著者等紹介
鹿島茂[カシマシゲル]
1949年横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位習得満期退学。フランス文学者。元明治大学国際日本学部教授。専門は19世紀フランス文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、2004年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設(のち渋谷区に移転)。2017年書評アーカイブWEBスタジオ「All REVIEWS」を立ち上げ、2022年共同書店「PASSAGE」を神田神保町に開設した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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緋莢
Inzaghico
まさ☆( ^ω^ )♬
mft
タコチュウ