ちくま文庫<br> 神田神保町書肆街考

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ちくま文庫
神田神保町書肆街考

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  • サイズ 文庫判/ページ数 784p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480438317
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

世界に冠たる古書店街・神田神保町の誕生から現在までの栄枯盛衰を鮮やかに描き出し、刊行時多くの愛書家を唸らせた大著が遂に文庫化! 解説 仲俣暁生

内容説明

世界に冠たる古書店街「神田神保町」はいかにして出来上がったか。幕末から現代にまで至る一世紀半余、そこに蝟集した書店、出版社、取次、大学、語学学校、専門学校、予備校、映画館etc.の栄枯盛衰をさまざまな記憶と記録を召喚して描き出し、日本近代を育んだ“特異点”の全貌を明らかにした大著が、未来の“本の街”への扉を開く「文庫版あとがき」を増補して遂に文庫化!

目次

1(神保町という地名;蕃書調所の設立 ほか)
2(明治十年前後の古書店;明治二十年代の神保町)
3(神田の私立大学;漱石と神田 ほか)
4(神田神保町というトポス;中華街としての神田神保町 ほか)
5(古書肆街の形成;神田と映画館 ほか)
6(戦後の神田神保町;昭和四十~五十年代というターニングポイント)

著者等紹介

鹿島茂[カシマシゲル]
1949年横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位習得満期退学。フランス文学者。元明治大学国際日本学部教授。専門は19世紀フランス文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、1996年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、2004年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設(のち渋谷区に移転)。2017年書評アーカイブWEBスタジオ「All REVIEWS」を立ち上げ、2022年共同書店「PASSAGE」を神田神保町に開設した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

16
文庫本ですが、税込み2200円(購入時)。800ページ近くありますし、元本も550ページ超えで、4620円(税込み。2023年11月時点)だったので、まあ、妥当な値段でしょうか。 神保町の名前の由来は、神保小路に由来、神保小路は元禄二年(1689年)に旗本の神保長治が小川町に屋敷地を拝領したことから呼ばれるようになった、というところから始まります。そもそも東京大学があったことで、著者曰く「知的兵站基地」としての役割があった神保町(続く2024/01/13

Inzaghico

9
古書街としての神保町についてピンポイントに知りたいという人は、ほかの情報が多くて腰が引けたり、手が伸びなかったりするかもしれないが、鹿島は文庫版あとがきで、そんな読者に向けての読み方もアドバイスしている。わかってるんだな、読者層を(笑)。わたしもそのクチだったが、とりあえず通読したら、神保町の豊穣なディ―プさにくらくらした。なまなましい人間の営みが幕末から累々と続いて、神保町の今がある。2023/04/08

まさ☆( ^ω^ )♬

7
学生時代から社会人序盤(1980年代中盤~2000年頃)にかけ、神保町に通い続けていました。沢山の思い出がある愛着ある街の成り立ちについて書かれた本書。書店で見つけ即買いでした。積読にせず直ぐに読み始めましたが、物凄い分量に怖気づき、1日1章をじっくり味わいながら読みました。幕末から昭和にかけて、神保町が古書の街となる経緯が良く分かります。とても興味深い話の数々で楽しい読書になりました。あとがきでALL REVIEWサイトとPASSAGEという共同書店の存在を知り、これは神保町へ行かねば!と思っています。2022/11/14

mft

6
分厚いし文字は小さいし、で読むのに3週間ほど掛かった。神保町が本屋の集積する街としてどう形成されてどういう歴史を辿ってきたかということを各種文献を辿りながら繙いていく。途中、近くに創立された各種の学校(今の大学高校の前身だったものも多い)について長々と寄り道したり、御屋敷町だった本屋街とは少し離れた辺りの話をしたりもあったので、と文句を書こうと思ったが、文庫版後書きにちゃんと興味ない向きはその辺りは飛ばして読んでねって書いてあった。そういえば神保町で一番行くのは明倫館だけどこの本には一度も登場しなかったな2023/03/18

タコチュウ

5
東京で就職した頃、神保町で書店を巡ることが楽しかった。本書で中心的に語られるような高尚な本にはまったく興味がなかったが。それでも近所の本屋では巡り会わなかったであろう多くの本にであった。かなりオタッキーだったし今もあまり変わっていない。神保町の成り立ちには歴史に名を残した多くの人物が登場する。知らなかった街の奥深さが強く印象に残った。バブルに続く不況や日本人の変質に伴って街の様相がかわってしまったが、これからも本の町として生き残ってほしい。 読書メーターに参加して300冊の節目として読だ。2023/03/20

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