ちくま文庫<br> 錯覚する脳―「おいしい」も「痛い」も幻想だった

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ちくま文庫
錯覚する脳―「おいしい」も「痛い」も幻想だった

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480428578
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0111

出版社内容情報

「意識のクオリア」も五感も、すべては脳が作り上げた錯覚だった! ロボット工学者が科学的に明らかにする衝撃の結論を信じられますか

内容説明

「心は脳が作り上げた幻想である」ことを述べている著者が、さらに詳しく、自己意識や五感が錯覚であることに的を絞って説明した。たとえば、「なぜ会話相手の声は口から聞こえるのか?」あたりまえと思っていたことが、考えてみると確かに不思議なことだとわかる。「すべてがイリュージョン」と言われるとむなしくなるかもしれないが、むしろ生きる重荷から解放されて、どうせなら、何にもとらわれずに思い切り生きよう、というポジティブなメッセージを伝える結論になっている。『脳はなぜ「心」を作ったのか』の続編。

目次

第1章 意識はイリュージョンである(意識とは何か;心の哲学とゾンビ;意識の機能は受動的)
第2章 五感というイリュージョン(感覚とは何か;触覚―「痛み」は何のためにあるのか;味覚・嗅覚―世の中には存在しない「甘み」をなぜ感じるのか;聴覚―相手の話し声が口元から聞こえる不思議;視覚―色も明るさも存在しないのに、見えている;再び二元論VS一元論)
第3章 主観体験というイリュージョン(感覚遮断タンク;すべてはイリュージョンなのか;思想家釈迦と空;生命というイリュージョン)

著者等紹介

前野隆司[マエノタカシ]
1962年生まれ。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。1984年東京工業大学卒業、1986年同大学大学院修士課程修了後、キヤノン(株)入社。1995年慶應義塾大学専任講師。助教授を経て現在教授。博士(工学)。現在は、ロボット‐ヒューマンインタラクション、人と社会の欲求・幸福・協生・平和の研究、コミュニティーシステムデザインの研究等に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

44
2013.08.13(つづき)前野隆司著。 2013.08.13 逃げ水、だまし絵。 見えているときは実在するように感じられるが、あとになってみると存在していないことがわかる。 意識も意識のあるときには、いきいきと感じられるが、眠っているときや、死後にはなくなる。 このように、あると思っているときは、あたかも実在するかのように感じられるところもあとになると、なくなっているさまもそっくりだ。 2013/08/13

i-miya

43
2013.07.23(初読、初著者?)前野隆司著。 2013.07.20(カバー) 「心は脳が作り上げた幻想である」ことを述べる著者。 さらに、自己意識、五感は錯覚だ、と説明する。 なぜ会話は、相手の口から聞こえるか。 あたりまえが不思議にかわる。 「すべてがイリュージョン?」 空しい?-いや、むしろ、生きる重荷から解放される! 何にもとらわれないで生きてみよう。 ポジティブ・メッセージ。 (前野隆司) 1962、生まれ、若い。 慶応大学大学院システムデザインマネジメント研究科教授。 2013/07/23

i-miya

40
2013.08.28(つづき)前野隆司著。 2013.08.28 チャーマーズ流のゾンビとは? (1)外見が人間と全く同じ。 (2)身体を構成する分子の一つ一つの振る舞いも人間と同じ。  (3)脳内のニュートラルネットワークの発火分布も人間と同じ。 (4)表情も話す内容も行動もみな人間と同じように見える。 ◎ゾンビは想像できない。脳内の発火分布が人間とすべて同じであるにもかかわらず、意識の現象的な側面を持たないゾンビを想像できるということは、どうか。  2013/08/28

i-miya

38
2013.08.23(つづき)前野隆司著。 2013.08.21 意識の現象的な側面を作り出す仕組みがまだわかっていないとしたら、そのロボットは、人間と同じ意識の機能は持つが、人間とは違って現象としての意識のクオリアは持たない存在となっているであろう。 従って、体験といっても、現象的な体験ではなく、昨日としての体験であるはずだ。 「リンゴはおいしい?」 「あなたが切ってくれたリンゴは、いままでのリンゴより甘くておいしい」ということが出来る。2013/08/23

i-miya

37
2013.08.12(つづき)前野隆司著。 2013.08.11 チャーマーズ-心身一元論。 現象的意識という心の中心は、脳や身体という物理現象に支配されたモノとは別の範疇に属すると考える立場。 このリアルに存在する意識のクオリアが物理現象の結果であるとは考えられないという「ある種の直感」に起因する二元論なのだ。 私=前野=心身一元論の中の物的一元論の立場に立つ。 ◎心身一元論- (1)心的一元論=心>モノ>脳。 2013/08/12

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