ちくま文庫
法然行伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480428042
  • NDC分類 188.62
  • Cコード C0115

出版社内容情報

『大菩薩峠』の著者、中里介山が描く仏教者法然の生涯。熊谷直実との交流を描いた名作「黒谷夜話」を併録。

内容説明

時代小説の古典『大菩薩峠』。著者・中里介山はこの作品を大衆小説ではなく「大乗小説」であると呼んだように、仏教思想にその立脚点を置く作品であった。介山がキリスト教、社会主義を経てたどり着いた仏教、とりわけ法然の浄土仏教が安心の場所となった。介山が最も魅かれた法然の生涯を、誕生、幼時、修行、入信、立宗・布教、迫害、死およびその後の法脈までたどった評伝。法然と熊谷直実の交流を描いた名作『黒谷夜話』を併録。

著者等紹介

中里介山[ナカザトカイザン]
1885‐1944。東京府下西多摩村(現、羽村市)生まれ。15歳で上京、電話局交換手・小学校教員を経て木下尚江らの社会主義運動に加わる。明治37年(1904)都新聞社に入り、同39年に処女作『氷の花』を発表、続いて『浄瑠璃坂の仇討』他を都新聞に連載し文名をあげた。大正2年(1913)29歳で『大菩薩峠』連載を開始。都新聞連載中絶後は、毎日新聞、国民新聞、読売新聞などに昭和16年(1941)まで書き継がれ、この間29年に及ぶがついに未完に終わった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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シンドバッド

0
中里介山の仏教思想を感じ取れる良書。介山は大菩薩峠を大乗小説と称したようだが、わたしにとっては、それを感じるのは、滅茶苦茶な展開部分が、言われてみれば という程度です。2012/12/18

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