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ちくま文庫
恋するコンピュータ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480424587
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C0195

内容説明

あなたの傍らに寄り添って、あなたと同じ世界を見ている。電子空間を探索しながら、あなたがもっとも必要とする情報を見つけだす。あなたとかろやかに交歓し、ときには悩みを聞いてくれる。分身にして有能なパートナー。そんなコンピュータはいかが?ヒトは情動に刺激を受けて知性の翼を広げ、他者との関係を紡いで情緒を育む。黎明期のエンジニアが、コンピュータとヒトとのきわを探りつつたどる思考の旅、感性の冒険。

目次

恋するコンピュータ
私を見ていて
ものごとを見つめるという技術
ふたたび、恋するコンピュータ
花の音を聴く
脳を刺激する言葉たち
存在を主張する音
音韻の魔法
言葉の奥にあるもの
青い風〔ほか〕

著者等紹介

黒川伊保子[クロカワイホコ]
1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒。コンピュータメーカーで人工知能研究に従事、脳とことばの研究を始める。03年(株)感性リサーチ設立、代表取締役に就任。04年脳機能論とAIの集大成による語感分析法を発表、感性分析の第一人者となる。倉敷芸術科学大学非常勤講師。日本感性工学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュエパイ

1
こんなに優しい気持ちになれる技術論、初めて。大好き。2009/11/09

nur1202

0
タイトルの割に、コンピュータ上の話がほとんどないという、微妙な一冊。 どちらかというと哲学畑の人の方が愉しめるかもしれません。 あと、子育て論に興味がある人とかね。 軽いエッセイだと思って読む方がお薦め。2015/11/04

はるむ

0
とてもすてきな科学の本。五感、音、記憶、イメージ。人間が何気なくもっている脳の奥深さに感動してしまう。とくに著者の息子さんのエピソードがよかった。2014/05/03

SS

0
なぜかやっと読了。後書であるように著者のデビュー作。いろいろのアーティストのケースにもあるように、その人のメッセージやモティベーションは処女作にあるケースが多い。奇やてらいもなく素直にでるから(本物かつ普遍的であるなら)。内容的には、コンピューターの機能・実装ではなく、人間の脳(単独でなくパートナー前提)はどうあるべきかというアプローチ。同じ、新進気鋭の池谷さんが、脳のイントラ的ファンクション。理化研の藤井さんがインター(ソーシャル)的ファンクションとそれぞれ個別のアプローチである対比が面白い。恋する脳は2012/05/09

ピクル

0
理系の人が書いたと思えない優しい文章。恋するコンピュータ欲しいと素直に思う。 人の脳がある意味コンピュータより優れてるというのは非常に興味深い。2011/10/30

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