ちくま文庫
徒然草・方丈記―日本古典は面白い

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480423481
  • NDC分類 914.45
  • Cコード C0195

内容説明

日本古典を読みはじめたい、もう一度読みなおしたい、と思う読者のための古典入門書。鎌倉時代から南北朝期にかけて書かれた二大随筆『徒然草』と『方丈記』。この現代人にとって最もなじみが深い二作品を、それぞれ現代語訳→原文→語釈の流れで初学者でも無理なく理解できるようきめ細やかな手引きをする。

目次

徒然草(つれづれなるままに―序段;この世で願わしいこと―第一段;簡素をよしとす―第二段;色好みのあり方―第三段 ほか)
方丈記(序文;安元の大火;治承の辻風;福原遷都 ほか)

著者等紹介

大伴茫人[オオトモノボウジン]
古代大伴氏の末裔を気取ったペンネーム。本名田村秀行。1952年東京生れ、京都大学文学部卒。大手予備校勤務を経て、現在フリーの講師として現代文・古文・漢文を総合的に担当する。本名でも『だから、その日本語では通じない』(青春出版社)ほか学習参考書多数。ネットでは『源氏の部屋』の「古典への架け橋」に多数の作品を掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ボル

16
タイトルに惹かれて購入。うん、古典は面白い。驚いたのは、徒然草の吉田兼好(兼好法師)。まるで自己啓発本のようだった。ヒトが争った時代で今と歴史背景がまるで違うのに得られる教訓はかなり多い。方丈記については良く理解していたので、過去に読んだ文庫の訳者によっての微妙な違いを意識しながら読了した。今は古事記を読んでます。2020/03/09

ちびたぬき

5
編者の鴨長明ディスりが面白かった。そのくせ、文の美しさは認めてて、訳にも気を遣ってるとこが最高。屈折した愛だよ。徒然草と比較して読めるのもまた良し。 養和の飢饉の描写は何度読んでも切ないです。2020/06/13

3
現代語訳でもこの2作を読めたことが嬉しい。私には徒然草の方がわかりやくて面白かった。「空の名残惜しさ」「よくわきまえた人の態度」が印象に残った。2014/11/28

けん

1
田村秀行先生の著書+大好きな「徒然草」ということで、即買いしたものの、あまりにも淡々としていて、先生の姿をこの本の中に見ることが出来なかった。「解説は不要」と言い切っていたが、解説を随所に入れて欲しかった(同時刊行の「枕草子」には、ちゃんと私見が付いているのに・・・)。先生には申し訳ないですが、こちらの方は「ブックオフ行き物件」かなと・・・。2018/10/29

NYT

1
読んでみた感想。徒然草とはつまり、今で言う自己啓発本のようなモノと感じた。「家は夏向きにつくりなさい」「モノをくれる友達をつくりなさい」見たいなオビをつけて書店に並んでたのかな(笑2013/11/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/194562
  • ご注意事項