内容説明
A級戦犯容疑者になりながら不起訴となり、瞬く間に総理総裁となった岸信介。戦後政治をリードし60年安保を乗り切り、引退後も政界に隠然たる力をふるい続けた。安倍晋三の祖父であるこの「巨魁」は、どのような人物だったのか。そしてその政治理念とは。憲法改正や自衛隊・安保の問題など、戦後政治の枠組みが改めて問われる今日、その原点を見つめ直す貴重な記録。
目次
郷土の“英雄”
“叛骨”の官僚
亡霊よみがえる
政治は金と力だ
第一次FX商戦
ダレス=岸路線
60年安保に殉ず
賠償汚職の疑惑
著者等紹介
岩川隆[イワカワタカシ]
1933‐2001。山口県生まれ。広島大学文学部独文科卒。『週刊文春』『週刊女性』などのライターを経て作家となる。政治、経済、社会、競馬関係など、多くのノンフィクション、小説を著す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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