内容説明
カップ酒が、昨今脚光を浴びている。しかしまたぞろ銘柄や味のみが切り口になったそのブームに足りないもの。それは「カップ」酒であることの魅力、その愉しみかたのスタイルだ。手軽に飲める機動力こそ最大の武器。「どのように飲むか」をこそ語るべきなのだ!これを読み終えたアナタが、居ても立ってもいられず、野へ、山へ、カップ酒片手に飛び出してくれたなら、望外の喜びである。
目次
第1章 魅惑のカップ酒(カップ酒の定義;都道府県別カップ酒発掘必勝法;素晴らしきフタの世界;好きです。カップ酒自動販売機)
第2章 カップ酒スタイル(「公園でカップ酒」ノススメ;カップ酒抱えてスポーツ観戦;春夏秋冬、河原で愉しむカップ酒;温泉とカップ酒;空きカップの再利用術;現代列車内飲酒事情)
第3章 カップ酒をめぐる旅(酒豪の著名人のお墓にカップ酒供えよう;カップ酒三都物語―寿・山谷・釜ヶ崎;さいはてカップ酒紀行―北海道編)
著者等紹介
いいざわたつや[イイザワタツヤ]
1966年生まれ。大学卒業後15年にわたり東京でカタギなサラリーマン生活を送るも2004年3月、晴れて卒業。現在は神奈川県小田原を拠点に“フリー・ドリンカー”生活を愉しむ。2000年1月よりウェブサイト『自棄酒マン、ときどきカップ酒マニア』を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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akanishi
3
ほめ言葉として、くだらない本。東海道を歩くのは長かった。他はエッセイとして楽しめた。2020/04/23
らむし
3
いろんな銘柄があり、地方の日本酒を飲みたくなる。もう少し日本酒の細かな説明がほしい。 あと、飲んだ味の感想とか、酒造のデータを詳しくまとめてもらいたかった。 この本の中以外にもまだまだ発掘できる地方の日本酒はありそうだ。 今度から出かけた時はその地の酒を買ってみようと思う。2018/06/20
じょみ
3
「カップ酒が下品と感じなくなった時がホンとの大人になった時」っと思った。「カップ酒をカッコ良く飲むのが粋だ」っと思う。2009/10/17
ゆい
2
銘柄がー、などではなくカップ酒の形や蓋やアルコール成分などについて細かく語られている オタク気質のあるお酒好きにはたまらないかと。2018/06/03
おがわ
1
著者のカップ酒にかける思いがひしひしと伝わって来るような作品だった。 カップ酒を見ると本書を思い出してしまうような気がする。 「東海道五十三次・カップ酒ウォーク」の部分は割と好き。 今の時代だとYouTubeとかで動画にしても面白そう。2023/05/23