内容説明
「整体」は、体の歪みの矯正ではなく、むしろ歪みを活かし、のびのびした体になるようにすること。本書では「気」を通して見る=身体の内側から感じ取る身体像を実際の整体法に則して明らかにする。例えば外反母趾も頭痛もアレルギーも「足裏の呼吸法」で改善される。風邪、花粉症、胃潰瘍、うつ病、がんなどでも、「気」を介して身体は自主・自律的にバランスを取りうる。老いや病はプラスにもなる。滔々と流れる生命観。
目次
1 体から聞いたこと
2 気からみた身体
3 病気は生きることの一部
4 揺れながらバランスをとる
5 「病気を経過する」とは
6 時代と体質
付録
著者等紹介
片山洋次郎[カタヤマヨウジロウ]
1950年川崎市生まれ。東京大学教養学部中退。現在、気響会整体道場を主宰。20歳代半ば、自身の腰痛をきっかけに「整体」に出会う。その後「野口整体」の思想に触発されながら独自の整体法の技術を創り上げ、21世紀を、身体がものを言う時代ととらえ、身体の現場から、「身も心もチョッと楽になる方法」を提言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yuko
8
<「整体」は、体の歪みの矯正ではなく、むしろ歪みを活かし、のびのびした体になるようにすること。滔々と流れる生命観。> 野口体操の野口三千三と、野口整体の野口晴哉といつもごっちゃになるのですが、これは整体だから晴哉さんの流れなのかもと思いつつ、1章が「からだに聞く」。それはまさに三千三さんの「からだに貞く」「おもさに貞く」の流れだとも感じました。特に手当ては、外から触れるのでなく、内から手に触れるということ。具体的な処方もすとんと腑におちて、身体の不思議さと凄さを思う。 2019/05/07
米川青馬
5
驚きの読了。この本を読んだら、ここ最近の絶不調が嘘のように、体調ががらりと良くなってきた。度重なる扁桃炎もようやく収まったようだ。ただ、足の裏から呼吸しただけである。過敏傾向、アトピー体質、胸椎5番のねじれ、腰椎3番が硬い、土踏まずがない、丹田の力が抜けている…。自分のことだと思うことばかり。「炎症を起こすと気の流れが良くなる」「死の前は気の流れがいい」「休む時は徹底的に休むのが一番積極的」「人と共鳴すると気は通る」などなど、目から鱗の連続。多分、僕はこの本のおかげでかなり救われたと思う。生活を改めよう。2012/04/20
はすのこ
4
外気功をマスターすれば、私にも発勁が打てそう。2016/02/16
ジュリ
3
気を流すと体が自然と整ってくる。人それぞれ体質があって、狭いところにずっといると具合が悪くなる人がいる。自分にあった方法で体調管理をしていきたい。2019/03/21
tekesuta
3
病気を乗り越える、という考え方、なんとなく納得できる。ドラゴンボールで瀕死状態から復活するとパワーが増す、という設定思い出したわ。あれ病気じゃないんだけど、病気も結構そのようなものなのかもしれないと思ったり。 2016/09/02