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ちくま文庫
世界でいちばん美しい物語―宇宙と生命と人類の誕生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 243p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480421760
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0144

内容説明

私たちの住む地球や宇宙はどのように誕生し、地球上の生命や人類はどのように登場したのか。古くからのこの問いに、宇宙物理学者・分子生物学者・古生物学者が最新の研究結果をもとに答える。「私たちは何者なのか、どこから来てどこへ行こうとしているのか」について基本的な見取り図を提示する。わかりやすく、楽しい科学読本。フランスのベストセラー。

目次

第1幕 宇宙(カオス;宇宙の形成;地球)
第2幕 生命(原始のスープ;生命の形成;種の爆発)
第3幕 人類(アフリカのゆりかご;人類の形成;征服の道)

著者等紹介

リーヴズ,ユベール[リーヴズ,ユベール][Reeves,Hubert]
宇宙物理学者

ロネー,ジョエル・ド[ロネー,ジョエルド][Rosnay,Jo¨el de]
分子生物学者

コパンス,イヴ[コパンス,イヴ][Coppens,Yves]
古生物学者

シモネ,ドミニク[シモネ,ドミニク][Simonnet,Dominique]
フランスの代表的週刊誌『レクスプレス』の副編集長

木村恵一[キムラケイイチ]
1954年生まれ。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐藤一臣

6
物語というから登場人物が出てきて小説仕立てなのかと思ったら、対談集だった。その点はガッカリだが、生命発生地は干潟、親水と疏水アミノ酸が自他の区別の背景、神経・ホルモン・免疫系の誕生と陸上陸、涙は目の中の海、テレパシーは揮発性物質、キュビエの相関法則、果実の誕生に関わるヒトの身体的進化、ネアンデルタール人の独自性は環境による自然淘汰など、驚きの論理展開があった。いずれ、自分で小説仕立ての物語を書くぞおー2023/01/14

ラマンチャ

2
プロローグにあるこの言葉がこの本をよく表してくれています。「150億年前からずっと同じ一つの冒険が続いており、宇宙と生命と人類をあたかも長大な叙事詩の各章のように結びつけている。ビックバンから知性にいたるまで同じ一つの進化の過程が進行し、中略、より複雑性が増す方向へ進んでいる」最先端の科学には、力を失った宗教や神話に代わって、現代の私たちを偉大で神聖なものに結び付けなおしてくれる力があると感じました。私という時間軸、私という膜から離れてみれば、宇宙と星々と生命と人間をつなぐ大いなる流れが確かに存在する。2021/03/05

bittersweet symphony

1
「レクスプレス」副編集長シモネが、宇宙・生命・人類各テーマについてそれぞれの創世記をその道の専門家へのインタビューの形式で綴ったものです。宇宙については概ね持っていた知識どおりでした。生命については海ではなく干潟や沼地のような湿潤と乾燥を繰り返すところで生まれたという点が(メキシコ湾への隕石衝突が恐竜絶滅の原因というのはすっかり定説化しているようですね)、人類誕生についてはアフリカ大地溝帯を生み出した地殻変動によりアフリカ東部が草原化して人類を生むきっかけとなったという点が個人的には新しい知見でした。2006/04/12

ダージリン

1
社会人になった辺りから少しずつ宇宙、素粒子、神話、深層心理、文化人類学などに関心を持つようになった。物質、精神の始原に連なるものに心を惹かれ出した訳だが、そう言う意味でこの本のテーマは実に面白かった。直接的には言及されていないが、人間原理に対するスタンスもバランスが取れているように思える。人類の誕生に関してはあまり知識がないので新鮮な気持ちで読むことが出来た。原人、旧人、新人へとどの様に進化していったか、少し勉強してみたくなった。きっとこの本が出版されてから色々と発見もあったことだろう。2015/11/21

toaster

1
大学の哲学講師の推薦本。世界の成り立ちを極小の視点から、大きく大きく捉えていく説明に魅力を感じます。これが僕たちの生きる上での物語なのだと思うと、不思議と幸せな感じがします。2013/05/06

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