ちくま学芸文庫<br> “ひと”の現象学

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ちくま学芸文庫
“ひと”の現象学

  • 鷲田 清一【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480099655
  • NDC分類 114
  • Cコード C0110

出版社内容情報

知覚、理性、道徳等。ひとをめぐる出来事は、哲学の主題と常に伴走する。ヘーゲル的綜合を目指すのでなく、問いに向きあいゆるやかにトレースする。

内容説明

わたしたちは何によって“ひと”として生まれ、どういう理由で「あのひとらしい」と言われ、どのようにしてときにその権利が擁護され、ときに糾弾され、やがて“ひと”として消えていくのだろうか―。他者=「顔」との遭遇、愛憎という確執、個としての自由から、市民性・多様性、死など。“ひと”をめぐる出来事には常に、知覚、自己意識、理性、権利と契約、道徳と倫理といった哲学の主題が伴走する。本書はそうした問いの数々をゆるやかに開かれたまま差しだし、共鳴し連鎖する思考を展開していく。待望の文庫化。

目次

はじめに “ひと”の現象学
1 顔―存在の先触れ
2 こころ―しるしの交換
3 親しみ―家族という磁場
4 恋―「この人」、あるいは情調の曲折
5 私的なもの―所有の逆説
6 “個”―自由の隘路
7 シヴィル―市民が「市民」になるとき
8 ワン・オブ・ゼム―「多様性」という名のアパルトヘイト
9 ヒューマン―「人間的」であるということ
10 死―自然と非自然、あるいは死の人称

著者等紹介

鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学教授、同総長、京都市立芸術大学理事長・学長などを経て、現在は、せんだいメディアテーク館長、サントリー文化財団副理事長。哲学・倫理学を専攻。89年『分散する理性』(のち『現象学の視線』に改題(講談社学術文庫))と『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞、2000年『「聴く」ことの力』(ちくま学芸文庫)で桑原武夫学芸賞、12年『「ぐずぐず」の理由』(角川選書)で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

水色系

16
〈ひと〉として生まれ、生き、権利を持ち、死んでいく。そこでおこってくる問いに目を向けたのが本書。「ひとは死して生者から死者への語りかけのなかで、こんどは生者に語りかける死者として生まれなおすと考えたほうがいいのではないか」(P269)好き。他者との文脈のなかでは、人は「死んだら死にっきり」ではない。2021/11/08

たけのこ

2
あ~じっくり読書した~という気持ちになれる本だった笑 一般に良いとされている考え方、社会で受け入れられている考え方を、さらに一段掘り下げていくと、あれ、どういう意味なんだろう...? と疑問がふっと出てくる、という内容が多かった。「多様性のある社会」がよい、というのは本当?という部分(そもそも、自分が認識した他者との違いや異文化は、本当の意味で「違い」をとらえられているのか?すべては自分のレンズを介してしか見られないのではないか?)が一番印象的だった。2020/03/22

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