出版社内容情報
第一次世界大戦の幕開けとともに始まった20世紀。この〈短い〉世紀の諸相を英国を代表する歴史家が渾身の力で描く。全二巻、文庫オリジナル新訳。
エリック・ホブズボーム[ホブズボーム,エリック]
著・文・その他
大井 由紀[オオイ ユキ]
翻訳
内容説明
イギリスを代表する歴史家が、自身の生涯と重ねながら著した20世紀史の傑作。時代の出来事が固有の形をもって展開したことを該博な知識とともに叙述する力は、およそ他の追随を許さない。1914年の第一次世界大戦勃発から1991年のソ連崩壊までを「短い20世紀」とする時代概念。それは、本書によってつくられた。上巻には、第一次大戦による総力戦時代の幕開けと世界革命、経済恐慌、第二次世界大戦などを扱った第1部(「破滅の時代」)と、東西間の冷戦と戦後の繁栄に迫った第2部(「黄金時代」)を収める。文庫オリジナル新訳。全2巻。
目次
第1部 破滅の時代(総力戦の時代;世界革命;奈落の底へ落ちる経済;自由主義の陥落;同じ敵に抗って ほか)
第2部 黄金時代(冷戦;繁栄の時代)
著者等紹介
ホブズボーム,エリック[ホブズボーム,エリック] [Hobsbawm,Eric]
1917‐2012年。イギリスの歴史家。ポーランド系ユダヤ人を父とし、オーストリア人を母としてエジプトで生まれる。ウィーン、ベルリンを経て1933年イギリスに移住。1936年イギリス共産党入党。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで1939年学士号、1942年修士号、1951年博士号を取得。キングス・カレッジのフェロー、ロンドン大学教授などを歴任
大井由紀[オオイユキ]
一橋大学大学院で博士号(社会学)取得。南山大学外国語学部英米学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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