ちくま学芸文庫<br> 20世紀の歴史―両極端の時代〈上〉

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ちくま学芸文庫
20世紀の歴史―両極端の時代〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 576p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480098665
  • NDC分類 209.7
  • Cコード C0120

出版社内容情報

第一次世界大戦の幕開けとともに始まった20世紀。この〈短い〉世紀の諸相を英国を代表する歴史家が渾身の力で描く。全二巻、文庫オリジナル新訳。

エリック・ホブズボーム[ホブズボーム,エリック]
著・文・その他

大井 由紀[オオイ ユキ]
翻訳

内容説明

イギリスを代表する歴史家が、自身の生涯と重ねながら著した20世紀史の傑作。時代の出来事が固有の形をもって展開したことを該博な知識とともに叙述する力は、およそ他の追随を許さない。1914年の第一次世界大戦勃発から1991年のソ連崩壊までを「短い20世紀」とする時代概念。それは、本書によってつくられた。上巻には、第一次大戦による総力戦時代の幕開けと世界革命、経済恐慌、第二次世界大戦などを扱った第1部(「破滅の時代」)と、東西間の冷戦と戦後の繁栄に迫った第2部(「黄金時代」)を収める。文庫オリジナル新訳。全2巻。

目次

第1部 破滅の時代(総力戦の時代;世界革命;奈落の底へ落ちる経済;自由主義の陥落;同じ敵に抗って ほか)
第2部 黄金時代(冷戦;繁栄の時代)

著者等紹介

ホブズボーム,エリック[ホブズボーム,エリック] [Hobsbawm,Eric]
1917‐2012年。イギリスの歴史家。ポーランド系ユダヤ人を父とし、オーストリア人を母としてエジプトで生まれる。ウィーン、ベルリンを経て1933年イギリスに移住。1936年イギリス共産党入党。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで1939年学士号、1942年修士号、1951年博士号を取得。キングス・カレッジのフェロー、ロンドン大学教授などを歴任

大井由紀[オオイユキ]
一橋大学大学院で博士号(社会学)取得。南山大学外国語学部英米学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

16
ホブズボームの著作を読むのは、これが初めて。大家による一冊ということで少し身構えていたが、意外なほど内容は読みやすく、皮肉やウィットに富んだ言い回しが多くて楽しめる(まぁ芸術に関する部分は知識不足で「?」でしたが)。左派の知識人らしく十月革命のインパクトを強調しているが、その裏で犠牲になった人々に対する視点が足りないのは気になるところ。ただ冷戦下での資本主義諸国の発展や、植民地支配の終焉の仕方などハッとする指摘が多く、知的好奇心を刺激される。2022/03/26

ジュン

10
語る者は多く読む者は少ないロマネ・コンティのような歴史書。瀕死におもえた資本主義は不況とファシズムをどう生き残り、なぜ共産主義に勝利しえたのか。ホブズボームは自身を納得させるように説明していく。19世紀が秘めた可能性を20世紀がどう開花させ裏切ったのかという点において非常に悲観的である。またアート史としてもずば抜けている。類まれな一冊であるが、あえて批判するとするなら、社会主義や共産主義という自信に満ちた解決策が利益と同じくらい大きな犠牲を強いたことにあまりにも無関心ではなかろうか。‬2019/05/31

himehikage

6
たまには教養のある本をと手に取る。海外ミステリー読むにも役立ちそうじゃん。というよこしまな動機もあり…。うーん、歴史は逆説と皮肉に満ちている!言い回しが独特で、寝る前の朦朧とした頭で読むと全然進まず、時間がかかってしまったが。続いて下巻へ2019/04/22

YUJIRO

4
第一世界大戦からソ連崩壊までを「短い20世紀」とする著者の論考。世界史を理解しようとすると、どうしても欧米の視点に立たざるを得ないのだと思った。特に第一次世界大戦の影響は、日本の歴史ではそのあとに続く恐慌からしか大きく扱われないことが多い気がするが、理性を信奉する啓蒙の時代の終わりという意味でのインパクトの大きさを、もっと受け止める必要があると思った。また、これだけの内容の本を自分のような専門家以外が気軽に母国語で読める日本の環境はとても幸せだと思った。2018/07/28

つまみ食い

3
 ホブズボームの問題意識は「第二次大戦があるってことは第一次もあったんですか?」と言うような若者が増えていることにある。彼は1914~1991までの急激な変化の時代を「短い20世紀」と呼びこの時代の事象間の有機的な関係を説明しいかに現在と関係しているのかを記述している。  またヒトラーが首相に就任した日、ベルリンの公園で少年として妹といたと述べているように彼はまさにこの短い20世紀の同時代人なのであり、それが過去の時代を扱う歴史書とちがった政治経済から芸術にいたる多様で活きいきとした描述につながっている。2020/05/31

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