ちくま学芸文庫<br> 生活世界の構造

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ちくま学芸文庫
生活世界の構造

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  • サイズ 文庫判/ページ数 640p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097057
  • NDC分類 361
  • Cコード C0110

出版社内容情報

「事象そのものへ」という現象学の理念を社会学研究において実践した世界的名著。日常を生きる普通の人びとの視点から、日常生活世界の「自明性」を問うことで社会的現実のありようを考察する「現象学的社会学」の全貌が、本書により明らかにされる。ウェーバーの「理解社会学」とフッサールの「自然的態度の構成的現象学」を引き継ぎ発展させた最晩年のアルフレッド・シュッツは、その研究を集大成すべく試みたが、惜しくもその途上で没した。その後、シュッツの遺した膨大な資料をもとに、高弟トーマス・ルックマンが加筆・編集して完成させた画期的論攷。第一章ー第四章、シュッツの「知の理論」を待望の全訳。ルックマンによる「日本語版への序文」を収録した。

内容説明

「事象そのものへ」という現象学の理念を社会学研究において実践した世界的名著。日常を生きる普通の人びとの視点から、日常生活世界の「自明性」を問うことで社会的現実のありようを考察する「現象学的社会学」の全貌が、本書により明らかにされる。ウェーバーの「理解社会学」とフッサールの「自然的態度の構成的現象学」を引き継ぎ発展させた最晩年のアルフレッド・シュッツは、その研究を集大成すべく試みたが、惜しくもその途上で没した。その後、シュッツの遺した膨大な資料をもとに、高弟トーマス・ルックマンが加筆・編集して完成させた画期的論攷。待望の本邦初訳。

目次

第1章 日常の生活世界と自然的態度(自然な世界観の問われることのない地盤としての生活世界;疑いのない所与と問題的なもの;体験する主観にとっての生活世界の構造化;プランと実行可能性)
第2章 生活世界の成層化(限定的な意味構造をもった現実の諸領域;日常の生活世界の成層化)
第3章 生活世界についての知識(知識集積―その状況関係性と発生、構造;レリヴァンス;類型性)
第4章 知識と社会(主観的知識集積の社会的条件づけ;社会的な知識集積の成立;社会的な知識集積の構造;社会的な知識集積の主観的対応物)

著者等紹介

シュッツ,アルフレッド[シュッツ,アルフレッド] [Sch¨utz,Alfred]
1899‐1959年。ウィーン生まれの現象学的社会学の学祖

ルックマン,トーマス[ルックマン,トーマス] [Luckmann,Thomas]
1927年、旧ユーゴスラビア(現スロベニア)生まれの社会学者

那須壽[ナスヒサシ]
早稲田大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

37
2003年初出。序:シュッツは1932年にシュプリンガー社から初の『社会的世界の意味構成』を刊行。哲学と社会科学の境界領域に関わる研究に取り組み続けた(023頁)。日常生活世界とは、常識的態度のうちにいる十分に目覚めた通常の成人が、端的な所与として見出す現実領域のことと理解されるべき(044頁)。生活世界は、はじめから相互主観的(064頁)。生活世界は、実践領域で、 行為(・点)の領域(069頁)。生活世界は 共通する(傍点)経験からなる世界(159頁)。2016/05/03

鏡裕之

3
ぼくらが日々、生活し、人々と話し、仕事をし……という生活世界に対して、現象学を当てはめて分析してみせた1冊。ぼくらは「我々」を自分たちを含めた仲間として、そして「彼ら」を自分たちとは違う集団として扱う。「彼ら」と言う時、そこには類型化と匿名性が含まれている。たとえば「官僚」とか「●●人」とかね。官僚っていったらこういうパターンってのがあって、しかも、名前(固有名)がない。でも、自分が直接知っている一人の人間になった途端、類型化と匿名性が薄れる。凄く当たり前のことなんだけど、はっとさせられる。2016/03/01

Nakaki Takao

2
『退屈させずに世界を説明する方法』のピーター・バーガーと共著で『日常の社会的構成』で社会構成主義をぶちあげたトーマス・ルックマンが、現象学的社会学のアルフレッド・シュッツの遺稿を完成させたもの。看護学にとってこの流れは大切ですね2015/12/01

Wataru Sano

1
最近ちくまのラインナップはキレキレですね。2015/11/18

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